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サブライム 28年ぶりの新曲リリース 故ブラッドリーとその息子ジェイコブをフィーチャー

2024/05/24 18:18掲載
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Sublime at Coachella 2024,  photo by Arturo Holmes/Getty Images
Sublime at Coachella 2024, photo by Arturo Holmes/Getty Images
サブライム(Sublime)は、オリジナル・リード・ヴォーカルであるブラッドリー・ジェイムス・ノウェルが亡くなってから初めてサブライム名義のオリジナル・スタジオ・レコーディング曲「Feel Like That (feat. Bradley Nowell)」をリリース。28年ぶりの新曲。YouTubeで聴けます。

この曲には、カリフォルニアのレゲエ・バンド、スティック・フィギュア(Stick Figure)のスコット・ウッドラフ(Scott Woodruff)と、4月の<コーチェラ・フェスティバル>でのパフォーマンからサブライムのシンガーを引き継いだブラッドリーの息子ジェイコブ(ヤコブ/Jakob Nowell)のヴォーカルが加わっています。

米ローリングストーン誌によると、この曲の起源は1996年初頭まで遡ります。

サブライムのメンバー3人、ヴォーカル&ギターのブラッドリー・ジェイムス・ノウェル、ベースのエリック・ウィルソン、ドラムのバド・ゴウは、テキサス州オースティンにあるウィリー・ネルソンのスタジオでジャムっていました。このとき、後にブートレグ業者たちが「Eireen」と呼ぶことになる即興の曲を演奏しました。ブラッドリーはこの曲の完成させることを真剣に考えていたわけではなく、自分の肛門についての歌詞を何度も付け加えていました。そしてブラッドリーはこの年の5月にオーバードーズで亡くなりました。

それから28年後にリリースされた「Feel Like That (feat. Bradley Nowell)」は“Sublime x Stick Figure”名義の楽曲です。これはスティック・フィギュア)のスコット・ウッドラフが「Eireen」セッションのサンプルから楽曲を作ったためです。スコットは数年前、バンドメイトのマイケル・"ミゲル"・ハポルトが「Eireen」のマルチトラックを持ってきたのをきっかけにこの曲の制作を始めました。

ジェイコブがヴォーカルを加えたのは今年1月で、コーチェラのパフォーマンスより前のことでした。バド・ゴウは「まとまってきたので、この曲をリリースして、ジェイクを登場させようという感じだったんだ」と話しています。

亡き父とのコラボレーションの機会を得たジェイコブは「素晴らしいことだよ」と感動したと話しています。

ブラッドリーの未発表音源の膨大なアーカイブを持つサブライムにとって、この曲は新曲の始まりに過ぎないかもしれないという。「もしファンがこの曲を本当に気に入ってくれて、みんながこの方向性を気に入ってくれたら、限界はないと思う」とメンバーはコメントしています。