レニー・クラヴィッツ　90年代にロバート・プラントに叱られたエピソードを語る

レニー・クラヴィッツ（Lenny Kravitz）は1990年代にロバート・プラント（Robert Plant）に叱られたエピソードを米Varietyのインタビューの中で語っています。

1993年アルバム『Are You Gonna Go My Way?』で高い成功を収めたクラヴィッツ。このアルバムのリリースに伴うヨーロッパ・ツアーでは、彼が10代の頃にインスピレーションを受けたレッド・ツェッペリンのシンガー、ロバート・プラントがオープニング・アクトを務めました。

しかし、クラヴィッツはこれに大いに不満でした。「まったく意味がわからない。プロモーターに騙されたと思った。毎晩、“Whole Lotta Love”の後にステージに出なければならないなんて、今までで一番馬鹿げたことだった」と振り返っています。

クラヴィッツはこのツアーで、10代の頃と同じように、今回はより直接的ではありますが、ロバート・プラントから学ぶことになります。

「スタジオではそういう性格だから、サウンドに関して少し深刻に考えすぎていた。ライヴは（スタジオとは）全く別物で、コントロールできないものなんだ。彼は俺が楽しんでいないのに気づいていた。

ある日、俺がステージから降りると、彼は俺を叱った。“このクソ野郎、一体どうしちまったんだ？　楽しんでないじゃないか”。ロバート・プラントに叱られた。でも、彼が俺のことを好きでいてくれて、まるで自分の弟に言うように、俺がいかに馬鹿げているかを本音で話してくれたことで、俺の気持ちは固まったんだ。俺は彼が大好きだよ」