Smashing Pumpkins (photo by Jason Renaud) / Kiki Wong (courtesy of artist)
2024年1月、
スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)は新しいギタリストを公募し、1万件以上の応募の中からロサンゼルスのギタリスト、キキ・ウォン(Kiki Wong)を選びました(詳しくは
こちら)。ウォンは米Guitar Worldの取材に応じ、決定後初の公式インタビューで、オーディションの過程を振り返っています。
「最初、本当の投稿だとは思えなかった。クリックしてみたら、それがスマッシング・パンプキンズの公式アカウントから投稿されていたので驚きました。私は“こんな象徴的なバンドの一員になれるチャンスをみんなに与えるなんて、なんて素晴らしいことをやっているんだろう”と思いました。
でも、私には小さな子供がいるから、ツアーの日々はもう終わりだと思っていました。私の夢はいつもたくさんの観客の前で演奏することだったけれど、私は将来のツアーへの希望を諦めていました。
でも、ボーイフレンドが背中を押してくれて、応募してみようと言ってくれた。たぶん受からないと思いながら履歴書を書いて送りました」
しかし、ウォンは書類審査を通り、バンドとのZoomコールに呼ばれ、その後、ロサンゼルスでパンプキンズの楽曲を披露することになりました。
当然のことながら、ウォンは入念に準備しました。
「3週間、必死に曲を練習しました。96年から2023年まで、インターネットで見つけられる限りのライヴ映像を見て、彼らのすべての動きを分析しようとしました。クレイジーだったけれど、自分が思うサウンドでなく、それを正しくやりたかったのです。
リハーサル・スタジオに入ったら、今まで行ったことのあるリハーサル・スタジオの中でも最大級だった。私の心臓はバクバクで時速100万マイルに達していた。オリジナル・メンバーのほぼ全員がそこにいたから。まるで10代の頃を垣間見たような、でも現実の世界を見たような気分だった」
その後、ウォンは待ちに待った電話を受けました
「オーディションを受けた翌日、人生を変えるような電話がかかってきた。正直、あんなに喜びを感じたのは、子供が生まれて以来よ」
ウォンが参加する新生スマッシング・パンプキンズは、ウィーザーとのダブル・ヘッドライナー・ツアーの一環として、6月7日にバーミンガム・ユーティタ・アリーナで初ライヴを行います。