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ティアーズ・フォー・フィアーズ「ルール・ザ・ワールド」はドン・ヘンリー「The Boys Of Summer」に影響を受けた楽曲 カート・スミス語る

2024/05/10 13:12掲載
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Tears For Fears - Everybody Wants To Rule The World (Official Music Video)
Tears For Fears - Everybody Wants To Rule The World (Official Music Video)
ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)のヒット曲「Everybody Wants To Rule The World」は、ドン・ヘンリー(Don Henley)の「The Boys Of Summer」に影響を受けた楽曲だったという。メンバーのカート・スミス(Curt Smith)がポッドキャスト『Naked Lunch』の新しいインタビューの中で語っています。

ティアーズ・フォー・フィアーズのデビューアルバム『The Hurting』はアメリカでのセールスは予想よりも低調だったため、当時の彼らはレコード会社からプレッシャーをかけられていたという。

「アメリカではカルト的なヒットとなり、カレッジ・ヒットとなったけど、メインストリーム・ヒットにはならなかった。(その結果)僕たちは、アメリカ人に受け入れられるような、もっとアメリカ的なものを作るよう常にプレッシャーをかけられていたんだ」

スミスとローランド・オーザバルは、オーザバルがイアン・スタンレーとアルバムのプロデューサーであるクリス・ヒューズと共に作曲した「Everybody Wants to Rule the World」に取り組んでいる時に、この提案について考えたという。

「アメリカ的って何だろう?ドライビング・ソングだ。ドライビング・ソングはアメリカ的だよね。僕が知っていて大好きなドライビング・ソングは? “The Boys Of Summer”だ。だから“The Boys Of Summer”は実際にこの作品に影響を与えたんだよ」

「Everybody Wants to Rule the World」についてスミスは「超ポップ・ソングだけど、誰もが世界を支配したいと思っていることを歌っているんだよ。歌詞に耳を傾けてもいいし、気にしなくてもいい。いずれにせよ、この曲から何かを得ることができるけど、歌詞は曲から想像されるよりも少し暗いんだ」と話しています。

また「Everybody Wants to Rule the World」は今でもラジオでよく耳にする曲ですが、スミスは「シンプルさがこれほど長く続いた理由だ」と話しています。

「この曲はパート数が限られている。僕たちの曲の中には48から最近では100トラックもあるようなものがあるけど、それに比べるととても少ない。この曲では16トラック(のミックス)も使わなかったかもしれないけど、どのパートにも目的があるんだ」。

ドン・ヘンリーもこの曲を気に入っており、自身のソロ・ライヴでも演奏しています。彼は2000年代初頭からこの曲を演奏し始め、2017年の公演では、ヘンリーが「Everybody」と「The Boys of Summer」を続けて演奏するなど、「Everybody」と「The Boys of Summer」のつながりはさらに密接になっています。