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アレックス・ライフソン、ラッシュ『Grace Under Pressure』の困難な制作を回想 プロデューサーのドタキャンで窮地に

2024/05/08 20:29掲載
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Rush / Grace Under Pressure
Rush / Grace Under Pressure
ラッシュ(Rush)の1984年アルバム『Grace Under Pressure』は当初、プロデューサーにはスティーヴ・リリーホワイト(Steve Lillywhite)を起用する予定でしたが、直前になってリリーホワイトがキャンセル。ドタキャンで窮地に立たされ、アレックス・ライフソン(Alex Lifeson)によると「本当に大変だった」という。ライフソンは米Guitar Worldのインタビューの中で当時を振り返っています。

「スティーヴ・リリーホワイトと一緒に作業を始めるつもりだった。前のツアーで彼に声をかけ、『Grace Under Pressure』で一緒に仕事をすることに同意していたんだけど、直前になって彼のマネージメントから電話がかかってきて“スティーヴは別のプロジェクトに参加することになった。彼は君のプロジェクトには参加しない”と言われたんだ。それで本当に窮地に立たされたんだ」

ピンチに陥ったバンドは新しいプロデューサーを探し、ジェフ・ベック、ウイングス、ザ・チューブス、スーパートランプなどを手がけていたピーター・ヘンダーソンにたどり着きました。しかし…。

「ピーターは良い実績を持っていたし、適任ではあったものの、集中しているようには見えなかった。そのため、僕たち3人で制作に専念することになった。僕たちは第4の車輪のようなプロデューサーと仕事をするのが好きなんだ。僕たちは自分たちの仕事をして、プロデューサーはちょっとした方向性を示してくれ、僕たちが扱いたくないものを対処してくれる。そうすることで、僕たちは音楽に直接集中することができるんだ。

でも、(『Grace Under Pressure』では)そうではなかった。(ケベックのレコーディングスタジオ)Le Studioは、とてもとても寒い冬だった。アルバムの制作には長い時間がかかり、本当に、本当に大変だったよ」

「(前作の)『Signals』は僕にとって奇妙なアルバムだった。曲は好きだったけど、音色が少し弱いと思った。キーボードの出番が多くなり、ギターとのスペース争いが少し多くなった。(次のアルバム『Grace Under Pressure』は)『Signals』への反応のようなものだったんだ。よりギターのアルバムになったんだ」

「(『Grace Under Pressure』の)すべてが終わったとき、僕たちはとても誇りに思った。このアルバムの音色は気に入っているし、このアルバムの曲が好きなんだ。前のアルバムから進歩していると思うし、それは僕らが常に達成したかったことだったからね。(ラッシュの数十年の活動を通して)僕たちは常に前に進みたいと思っていた。『Grace Under Pressure』は、確かにそうなったよ」