1960年代に活躍したイギリス電子音楽のパイオニア、
デリア・ダービーシャー(Delia Derbyshire)に敬意を表して、彼女の故郷にある大学は、新しい校舎に彼女にちなんだ名前を付けています。
イングランドのコヴェントリー出身のダービシャーは、BBCレディオフォニック・ワークショップの初期メンバーかつ最重要人物として電子音楽を作曲してきたイギリス人女性。その革新的な仕事の一環として、『ドクター・フー』のテーマ曲の制作にも貢献しています。
コヴェントリーにある国立大学のコヴェントリー大学は、カレッジ・オブ・ジ・アーツ・アンド・ソサエティの新校舎をデリア・ダービーシャー・ビルディングと命名し、5月2日より正式にオープンしました。
新校舎には、最先端のテクノロジーが導入されており、360モーションキャプチャー装置や360サウンド機器、映画や写真のスタジオなどがあるという。
カレッジ・オブ・ジ・アーツ・アンド・ソサエティの学部長であるショーン・ハイデスは、この建物が学生たちに刺激を与え、ダービシャーのレガシーをさらに増やしてくれることを期待していると述べています。
「学生たちのために素晴らしい設備を備えた素晴らしい建物ができました。(ダービシャーにちなんで校舎に名前をつけるのは)まさにぴったりです。デリアはその分野におけるパイオニアでした。彼女は革新的で創造的なテクノロジーを駆使して、音楽の可能性の限界を押し広げました。それはまさに私たちが学生たちにやってほしいことなのです」