スティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)は、息子の
トレヴ・ルカサー(Trev Lukather)がギターを始めた際、リズムと作曲の基礎をしっかり身につけるように勧めたという。トレヴは父親から受けたアドバイスと、影響を受けたギタリストたちについて、米Guitar Worldの新しいインタビューの中で話しています。
トレヴは3~4歳からドラムを叩き、その後、12歳の時にTOTOの再結成ツアーで父親がギターをかき鳴らすのを見てギターを手にしました。
「僕はいつも、子供がお父さんと一緒に野球のボールでキャッチボールしたり、サッカーボールを蹴ったりするようなものだと言っているんだよ。3歳か4歳のときにドラムを手にして、ただ叩き始めた。クリックに合わせて演奏することができたし、僕はそういう(周囲と異なる特徴を持つ)環境だったから、パパと一緒にジャムることもできた。
そのあと、TOTOが再結成したとき、僕は12歳で、パパが初めて(TOTOの再結成ライヴで)ソロを弾いたとき、観客はパパに手を伸ばしたんだ。(それを見て)僕は“やらなきゃ。ギターを弾かなくちゃ。お父さんのようになりたい”と思ったんだ」
トレヴは父親にアドバイスを求めると、スティーヴはソロを始める前にリズムと作曲の基礎をしっかり身につけるよう息子に勧めました。
「ソロを弾き始めたのはギターを始めて5年経ってから。父はいつも“リズムと曲作りに集中しろ”と言っていたので、そうしていた。でも、ギター・ソロをやりたくなってね、ニール・ショーンやトレヴァー・ラビン、エディ・ヴァン・ヘイレンにハマったんだ。
何よりも一番はデヴィッド・ギルモアだった。彼のメロディックなところが大好きだった。彼は速弾き(シュレッダー)ではなかったけど、1つの音を何小節もキープすることができ、魂が肉体を離れていくんだ。
どのミュージシャンからも少しずつ影響を受けて、自分のスタイルを確立していった。自然にそうなったんだ。自分の道を見つけたんだ」
トレヴは、
フィル・コリンズ(Phil Collins)の息子
ニック・コリンズ(Nic Collins)らと新バンド、
The Effectを組んでいます。これまでに複数のシングルをリリースしています
「Toxic Envy」のミュージックビデオ
「Something Wrong」のミュージックビデオ
「Unwanted」のミュージックビデオ