ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)は、自身が初めて所有したギターと45年ぶりに再会。ジョンのそのギターを使い、
ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)の新アルバム『Forever』のために「My First Guitar」という曲を書いています。
ジョンはこのエピソードを米ラジオ番組『Howard Stern Show』のインタビューの中で話しています。
ジョンによると、彼は1978年頃、彼が初めて所有したギターであるユニボックスのストラトキャスターのコピー・モデルを「通りすがりの子供」に、安物の段ボールケースに入れたまま100ドルで売ったそうです。売った理由は本物のフェンダーを買うための資金を貯めるためだったとのこと。
それから45年の年月を経て、ギターは再びジョンの手に戻ってきました。信じられないことに、それは彼がこのギターと別れたときとまったく同じ状態でした。
「(売ったあと)それから45年間、彼(ギターの買い手)に会うことはなかった」
しかし、彼が経営する非営利コミュニティ・レストランのボランティアの1人が、2人を再び引き合わせました。
「ソウル・キッチンのボランティアが僕に“彼はまだギターを持っているだけでなく、喜んであなたに返すと思う”と言ったんだよ」
2人は再会し、ジョンはギターを買ってくれた人に心から感謝しています。
「彼は親切だった。僕は彼にいくらかのお金を渡し、彼の娘にも会って、そのお返しに、サイン入りの別のアコースティックギターを渡したんだ。
(売った時と)同じ段ボールケースを開けると、そこには5本の弦が張ってあった。記憶が確かなら、(彼に売ったとき)6弦が切れていたから、その子は一度も弾いていないと思う。
僕はそれを手に取り、そのギターで“My First Guitar”という曲を書いた。新作に入れなければならない曲のひとつだった」
ジョンによると、ギターを買った「通りすがりの子供」はニュージャージーに残り、その後、警察官になったという。二人の出会いについてジョンは「とても感動的で、とても優しい人だった。彼は“(このギターにとってジョンの手元にあるのが)本来の場所だ”と言ってくれたんだ」
新スタジオ・アルバム『Forever』は6月7日発売