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スレイヤーのケリー・キング、SUM 41との意外なコラボがどのようにして生まれたのか語る

2024/04/26 12:20掲載
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Kerry King - Photo by Andrew Stuart
Kerry King - Photo by Andrew Stuart
スレイヤー(Slayer)ケリー・キング(Kerry King)は2002年、カナダのポップ・パンク・バンドSUM 41とコラボレーションしました。サム・ライミ監督映画『スパイダーマン』のサウンドトラック用にレコーディングされたラップ・ロック曲「What We're All About」でギターソロを披露しました。この意外なコラボレーションがどのようにして生まれたのか、キング本人が英Metal Hammer誌の新しいインタビューの中で話しています。

「レコード会社の担当者は、両方のバンドを担当していたはず。彼はSUM 41の曲でリードを弾いてくれと何度も頼んできた。俺は“そんなの知るか”と言っていた。それはSUM 41が問題というわけではなくて、俺のファンがそれを理解するかどうかわからない、というのが理由だった。それからも彼は頼み続け、俺は“わからない...”と言い続けていたんだ。

そして、ある運命的な日、彼は俺のところに来てこう言ったんだ。“ビースティ・ボーイズで演奏してるじゃないか!(1986年アルバム『Licensed to Ill』の収録曲“No Sleep till Brooklyn”)”。俺は“ちくしょう、参ったな。やらないわけにはいかない!”と言ったんだ。それで、やることになったんだよ」

なぜキングは、世界中のメタル・ファンの怒りを買うリスクを冒してまで、ポップ・パンク・バンドと共演しようとしたのか? その理由についてこう話しています。

「こういうことをする時はいつでも、世界的な観点からスレイヤーをより良くしたいと願っているんだ。SUM 41を観た子供たちが俺の演奏を見て“こいつは誰だ?どこから来たんだ?”と思って初めて俺たちに興味を持つかもしれない。だから、そういうことをやっているんだよ」

この経験は、キングにスレイヤーを新たなオーディエンスに売り込むチャンスを与えただけでなく、ビデオの撮影自体も楽しかったと言っています。

「クールだったよ。当時、あのようなプロダクションのビデオに出演したことはなかった。(SUM 41の)みんなに会ったとき、彼らはファンだったことを覚えている。俺がビデオに出ることに興奮していた。かなりクールなビデオだと思うよ!」

ミュージックビデオ


@metalhammeruk Slayer legend Kerry King explains how he ended up on Sum 41’s 2002 track, What We’re All About #slayer #kerryking #metal #thrashmetal #heavymetal #poppunk #sum41 #spiderman ♬ original sound - metalhammeruk