VA / The Power of the Heart: A Tribute to Lou Reed
ルー・リード(Lou Reed)のトリビュート・アルバムの多くは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)楽曲をフィーチャーしたものですが、新しいトリビュート・アルバム『The Power of the Heart: A Tribute to Lou Reed』は12曲中11曲はソロ時代に捧げられたものでした。唯一の例外はキース・リチャーズ(Keith Richards)で、ヴェルヴェッツ「I'm Waiting For The Man」のカヴァーを提供しています。本作をプロデュースしたビル・ベントレーは英MOJO誌のインタビューの中で、「キースにノーとは言えないだろ!」と苦笑し、「彼らは同時代に生きていたのだから、ふさわしいことだよ」と話しています。
またベントレはトリビュート・アルバムの続編も考えているとのこと。インタビューの中では、ボブ・ディランがリードの「Doin' The Things That We Want To」を気に入っていると聞いてディランをラインナップに加えようとしたが失敗したこと、デヴィッド・バーンが乗り気だったが時間切れになってしまったこと、リードの妻であるローリー・アンダーソンを加えようと必死になっていることも話しています。
01 Keith Richards - “I’m Waiting For The Man” 02 Maxim Ludwig & Angel Olsen - “I Can’t Stand It” 03 Rufus Wainwright - “Perfect Day” 04 Joan Jett and the Blackhearts - “I’m So Free” 05 Bobby Rush - “Sally Can’t Dance” 06 Rickie Lee Jones - “Walk on the Wild Side” 07 The Afghan Whigs - “I Love You, Suzanne” 08 Mary Gauthier - “Coney Island Baby” 09 Lucinda Williams - “Legendary Hearts” 10 Automatic - “New Sensations” 11 Rosanne Cash - “Magician” 12 Brogan Bentley - “The Power Of The Heart”