フー・ファイターズのデイヴ・グロール＋アンスラックスのスコット・イアンとチャーリー・ベナンテによるバッド・ブレインのカヴァー　MV公開

フー・ファイターズ（Foo Fighters）のデイヴ・グロール（Dave Grohl）と、アンスラックス（Anthrax）のスコット・イアン（Scott Ian）とチャーリー・ベナンテ（Charlie Benante）の3人が“G.B.I.（GROHL, BENANTE, IAN）”名義でリリースした、バッド・ブレインズ（Bad Brains）「The Regulator」のカヴァー。新たにミュージックビデオが公開されています。このカヴァーを収めた7インチ・レコードは4月20日のレコード・ストア・デイに限定リリースされています。

このカヴァーでは、グロールがヴォーカルとドラム、イアンがギター、ベナンテがベースを担当しています。収益はすべて、近年、SUNCT症候群（結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作）に悩まされているバッド・ブレインズのフロントマン、HRことポール・ハドソン（Paul “HR” Hudson）の医療費のために寄付されます。

このレコーディングについてイアンはこうコメントしています。

「アンスラックスは、（米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるグロールのスタジオ）606でニュー・アルバムのレコーディングをしていて、同時にフーズ（フー・ファイターズ）もそこでリハーサルをしていたんだ。デイヴはスタジオに入ってきて俺らがやっていることを聴いていて、俺らはフーズのリハーサルを聴きに行っていたんだよ。

翌朝、デイヴにメールしてこう言ったんだ。

“昨日会えてよかったよ。今日はリハーサルかい？　俺はそこでギターをやるよ。マイナー・スレットの曲をレコーディングしないか？バッド・ブレインズの曲ならどう？”

彼はすぐに“The Regulator”のSpotifyのリンクを返信してきた。午後12時半に行くと言うと、彼は“1時に会おう”と言った。簡単なことだった。

俺たちは606でレコーディングした。チャーリーと俺は、デイヴにドラムと歌もやってくれないかと頼んだら、彼はOKしてくれた。チャーリーがベースで僕がギター。GBIだよ。

これをやるきっかけは、HRの医療費を集めるためだった。収益金はすべて彼に寄付される。これをリリースするのにレコード・ストア・デイより良い日があるだろうか？　インディー・ショップも助かるし、ウィンウィンだよ。

“The Regulator”は2テイクでリッピングしたんだ！ドラムのデイヴと一緒に演奏できて、彼の声を俺のギターで聴くことができて、とても楽しかったよ！俺たちはみんなバッド・ブレインズの大ファンで、“WWBBD？(What would Bad Brains do?　バッド・ブレインズならどうする？）”と何度も聞いたよ」