ギタリストの
スティーヴ・モーズ(Steve Morse)は、闘病中の妻を支えるため、2022年7月に
ディープ・パープル(Deep Purple)を脱退しました。後任としてサイモン・マクブライドが加入しています。
モーズは、Sea Of Tranquilityの新しいインタビューの中で、妻の闘病がなかったとしても、いずれにせよディープ・パープルを脱退し、他のプロジェクトに移る時期だったと思うか?と尋ねられて、こう答えています。
「それに答えるのは本当に不可能だと思う。ある状況の近くにいるときは、その状況から離れているときと同じようには見えないと思う。実際に離れて数年になるけど、自分の持って生まれた傾向とか才能とか欠点とかすべてが、こっちにに合っていることがわかった。フライング・カラーズやディキシー・ドレッグス、スティーヴ・モーズ・バンドでやっていることは、すべて自分に合っている...簡単にフィットする、そういうことだよ。
でも、すぐに辞めることはなかったと思う。もう少しアルバム(を制作する)プロジェクトを続けて、ツアーをもう1回やれば終わりだと思っていたからね。だからバンドを最後までやりたかった。それが僕の信条だった。これだけ長くバンドの一員でいることで、ディープ・パープルに関わる将来的なイベントに参加できるし、参加することを歓迎されると思ったんだ。それがディープ・パープルに関連した小さな分派グループのお祝いであれ、ファミリー・ツリーのようなものであれね。だから“ここから出られてよかった”とは思っていなかったんだけど、状況はそうなったし、一歩引いたことで、音楽的には自分に合ったより良い場所にいると思う。
サイモンは、僕よりも彼らに合っていると思う。彼らはライヴをたくさんしている。僕はいつも“本当に長いツアーだ。ツアー疲れが出てくる時期がある。もっと短いツアーにできるはずだ”と言っていたけど、誰もそれを聞きたがらなかった。特にマネージャーたちはね。
彼らはまさに彼らが望んでいるところにいると思う。彼らは偉大なロックンロール・バンドであり、これからも偉大な音楽を作り続けるだろう。
(インタビュアー:スティーヴ・モーズがいるディープ・パープルを観れないのは残念だ)
バンドは、行ったことのある場所で演奏し続けるだけでなく、行ったことのない場所にも行ったので、バンドを見たことのない若い人たちにたくさん出会うことができた。世界中がバンドにアクセスできるようになれたし、僕はその一部になれて嬉しかった。でも、今はインターネットがあるから、それ自体がその役目を果たしていると思う。当時は、フル・ライヴに瞬時にアクセスできるようなものはなかったんだ」