オリジナル・メンバーが一人もいないバンドは、もはやトリビュート・バンドなのか? 2023年にゲイリー・ロッシントンを失い、オリジナル・メンバーはラインナップに残っていない
レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)の場合はどうなのか? 1999年からスキナードに在籍しているドラマーのマイケル・カーテロンは、VRP Rocksの新しいインタビューの中で、自身の考えを話しています。
「悲しいことに、人は亡くなっていくものであり、残念ながら代わりの人がその座に就かなければならない。今夜一緒に演奏するZZトップは、ベースのダスティ・ヒルを失った。今はオリジナル・バンドのドラマーであるフランク・ベアードとギタリストのビリー・ギボンズがいるが、ダスティはいなくなってしまった。でも、彼らは彼らのレガシーを引き継いでいるし、俺たちと同じように演奏を続けている。
俺がバンドに加入して約2年後、レオン・ウィルクソンが亡くなった。でもバンドは続いていて、ベースを弾く人を入れた。それからまた8年か9年後にビリー・パウエルが亡くなったけど、バンドは続いて新しいピアノ奏者を見つけた。そして昨年、ゲイリーが亡くなって、別のギタリストを見つけた。でもこれは、オリジナル・メンバー全員の遺族がバンドを続けることを望み、この音楽と素晴らしい人たちを存続させることを望んだからこそ実現したことなんだ」
驚くことカーテロンは「スキナードのトリビュート・バンド」という意見に理解を示しているようです。
「まあ、“あれはオリジナル・バンドじゃない。あれはただのトリビュート・バンドだ”と感じる人がいても仕方ない。それは構わないよ。彼らにはその権利がある。今でも俺たちの演奏を観に来てくれるのは、音楽を愛し、俺たちが音楽を守り続けているという事実を評価してくれている人たちなんだ。俺は幸せだし、みんなに感謝しているよ」