ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)の
トレント・レズナー(Trent Reznor)は、
ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)がNINの「Hurt」をカヴァーした際の最初の反応を明かしています。
「Hurt」は、ナイン・インチ・ネイルズのアルバム『The Downward Spiral』に収録され、2002年にはキャッシュがアルバム『American IV: The Man Comes Around』でカヴァーしています。
レズナーはGQ誌の新しいインタビューの中で、このカヴァーに対する最初の反応を明かしています。
「(『American IV』のプロデューサーである)リック・ルービンは友人で、電話で“この曲をやってもいいかな?”と言っていた。(俺はこう答えた)“もちろんだ!”。奇妙に思えたけど、たぶん100曲くらいやってるんじゃないかと思ったんだ。
それから少しして録音が届いたんだが、変な感じがしたよ! あのビッグ・ヴォイスで歌っているのが俺の曲なんだからね! 変な感じだった。
この曲を聴いたとき、俺は『The Fragile』(制作)の真っ最中だったから、“今はまだ、これが何なのかを処理する準備ができていない”と思ったんだ。冷静だろ?」
その後、マーク・ロマネクが監督したキャッシュのカヴァーのミュージックビデオを見て、レズナーはキャッシュのヴァージョンを高く評価するようになったという。
「これは俺がとても親密なところから書いたものであり、それが大きな個性を持ったの誰かにつながっていて、奇妙なことにそれが彼の人生の墓碑銘となり、史上最高の監督の一人によって撮影され、とても美しい方法で表現されている。そういうのはは、音楽の力とそれがいかに重要であるかを思い起こさせてくれるんだ」
ジョニー・キャッシュ版
ナイン・インチ・ネイルズ版
インタビュー