HOME > ニュース >

トニー・アイオミとトニー・マーティン、ブラック・サバス『Headless Cross』について語る&コージー・パウエルを偲ぶ

2024/04/12 12:54掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Tony Iommi & Tony Martin in conversation : Black Sabbath - Headless Cross
Tony Iommi & Tony Martin in conversation : Black Sabbath - Headless Cross
ブラック・サバス(Black Sabbath)トニー・アイオミ(Tony Iommi)は、トニー・マーティン(Tony Martin)と共に、マーティン時代のアルバム『Headless Cross』について語る動画を公開。その評判や歌詞のテーマについてコメントし、また亡きバンドメイトでドラマーのコージー・パウエル(Cozy Powell)を偲んでいます。

この動画は、マーティン時代の音源を集めたボックスセット『Anno Domini: 1989 - 1995』の発売にあわせて公開されています。ボックスセットは海外で5月31日発売。

アイオミはまず、アルバム『Headless Cross』のプロモーションについてこう話しています。

「アルバムのプロモーションがうまくいかなかったのは、本当に悲しいことだ。俺たちがアルバムを出したことすら知らない人が多かった。ドイツでは宣伝してくれたけどね。ヨーロッパでは良かったんだけどね。だから、ちょっと残念だったよ。でも、もちろん、今がその時だ」

アルバム『Headless Cross』はマーティンに初めて歌詞の内容を全面的に任せた作品でもありました。アイオミは2012年の自伝『Iron Man』の中で、「トニー・マーティンはバンドに入ってきたばかりで、ブラック・サバスは悪魔がすべてなんだと思い込んでいた。だから歌詞には悪魔やサタンがたくさん出てきたんだけど、あまりにも出過ぎだった」と書いています。

それから12年が経ち、アイオミはマーティンの鮮明なストーリーテリングによって前任者たちの影から抜け出すことができたことを評価しているようです。

「オジーやロニーがやってきたこととは対照的に、彼が自分自身のアイデンティティを確立したのはいいことだった」

それでも、歌詞のエッジの効いた性質がバンド・メンバーの間でネタになるのに時間はかからなかったという。マーティンはコージー・パウエルの「When Death Calls」に対する反応を思い出して、こう話しています。

「コージーはドラムを叩いていたんだけど、途中でやめちゃったんだ。彼は“この曲は何ていう曲なんだ?”と言ったので、“When Death Calls(※死が呼び寄せるとき)”だと言うと、“もっと死が必要だと思っていたよ!”(笑)。それで“この曲に死は十分あるか?”という感じになったんだ。

僕は中世の(テーマを)拾い上げ、それをヘヴィな(メロディに)適用したんだ。ロニーのようなことはできなかったし、オジーのためのギーザーの歌詞は時代が違っていたからね。だから、何か他のものを見つけなければならなかった。僕が思いついたのは、中世の黒死病だった(笑)......。たぶん、ちょっとやりすぎだと思うけど、それしか思いつかなかったんだ。

最初はちょっと奇妙で、みんなは“死は十分か?”と言っていた。でも、うん、良かったと思うよ」

アイオミは「まったく新しい試みだったし、そのつもりで取り組んだんだ」と付け加えています。

動画の中でアイオミは、サバスが真夜中にタイトル曲「Headless Cross」のミュージックビデオを撮影していた時、暖を取ろうとしたコージーの独創的な方法を思い出しています。

「コージーは暖を取ろうとして、ブランデーを飲んでいた。凍えるように寒かったからね。だから夜が明ける頃には、彼は酷く酔っぱらっていたんだ!」

マーティンは「彼はハイハットの横にボトルを置いていた。“こんなの面白くない!”とか言いながら飲み続けていたよ」と付け加えています。

動画の後半で2人は、コージーを偲び、マーティンはこう話しています。

「素敵な男だし、偉大なプレイヤーだった。最高のプレイヤーだった...。コージーのことが大好きだったのは、彼が曲のためにドラムを書いていたことなんだ。彼はただのドラマーじゃなかった...。大人っぽくて、完成された感じがして、素晴らしかったよ」

アイオミはこう話しています。

「彼も楽しんでいたし、良かったよ。本当に楽しんでいた。彼はずっとそうだったから。何でも一緒にプレーした。彼は本当に楽しんでいたし、その一員だった。彼は、お金をもらってセッションをするのとは違って、バンドの一員であることが好きだったんだ」