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U2が97年にサラエボで行った画期的なコンサートを追ったドキュメンタリー映画『Kiss the Future』 トレーラー映像公開

2024/04/12 11:50掲載
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Kiss the Future
Kiss the Future
U2が1997年にボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで行った画期的なコンサートを追ったドキュメンタリー映画『Kiss the Future』が完成。トレーラー映像が公開されています。

ベルリン映画祭とトライベッカ映画祭で上映された本作は、アメリカとカナダではParamount+で5月7日より配信が開始されます。

ベン・アフレックとマット・デイモンがプロデュース参加したこの映画の監督は、ネナド・チチン=セイン。

ボスニア紛争中の1990年代のサラエボ包囲をめぐる芸術的な反抗を捉えた、作家ビル・S・カーターの回顧録『Fools Rush In』に基づいたドキュメンタリーで、音楽を使って変化をもたらしたアンダーグラウンド・コミュニティに焦点を当てています。これは、最終的にはアメリカの援助活動家が、紛争に対する意識を高めるためにU2に接触するきっかけとなりました。

ドキュメンタリーでは、U2のボノ(Bono)ジ・エッジ(The Edge)アダム・クレイトン(Adam Clayton)のほか、ビル・クリントン元米大統領、ジャーナリストのクリスティアン・アマンプールなどのインタビューが収録されています。

U2は紛争後、歓喜に満ちた解放された街で45,000人のファンの前でコンサートを行いました。

ジ・エッジは米ビルボード誌の取材に応じ、「『Kiss the Future』は、1990年代初頭の流血のバルカン内戦の中、サラエボの人々が超人的な勇気と創造性をもって、自分たちの街が包囲されながらもいかに前進し続けたかを記録している。極端なナショナリズムに対する彼らの反抗と抵抗の物語は、今日にはこれ以上ないほど重要だ。この素晴らしい物語に少しでも携われたことは、大きな特権である」と話しています。