イギー・ポップ(Iggy Pop)と
ジーザス&メリー・チェイン(The Jesus And Mary Chain)の出会いは最悪だったという。
ジム・リード(Jim Reid)は、かつてイギーとの間に起きた不幸な出来事を、Q Magazineの新しいインタビューの中で振り返っています。
「80年代にイギー・ポップと一緒にライヴをやったことがある。ダブル・ヘッドライナーだったんだけど、彼のクルーは俺たちを絶対的な汚物のように扱ったんだよ。正直、メリー・チェインはイギーと同じくらいチケットを売っていたと思う。俺たちはサウンドチェックなどできなかった。彼らは“サウンドチェックはできない。時間がない”と言っていた。イギーはステージに立って、彼がこれまでにレコーディングした全曲を4時間かけて演奏していたのに、メリー・チェインは10分のサウンドチェックをやる時間がないのかよ?(笑)。
だから“イギー・ポップだ。おっ、イギー・ポップだ”と思ったんだけど、“なんで俺たちはこのような扱いを受けるんだ?”とも思ったんだ。それで結局、イギーのバカなツアーマネージャーはイギーを俺たちの楽屋に送り込んできた。“イギーに会ったら、すぐに“オー、イエス、イエス、イギー!”とか言うだろう”と思ったんだろうね。イギーは俺たちに“やあ、みんな、何か欲しいものはあるかい?”と言ったので、“サウンドチェック”と言うと、彼は“くそったれ!君たちに会えるのを本当に楽しみにしていたのに!”と言って出て行った。それで終わり。それがイギー・ポップとの出会いだった。
結局、サウンドチェックはできた。彼らは来て“5分いいよ”と言った。それで俺たちはステージに出て1曲やって、それで終わり。その夜、ステージに上がって、俺たちはイギー・ポップの機材をめちゃくちゃにした。モニターを全部ステージから投げ捨てて、ステージを平らにしたんだ。そしたら(俺たちの)ツアー・マネージャーが来て“こっちを見ろ!”と言った。彼はステージの横のドアを開けていた。彼は“彼らは君たちを殺すつもりだから、そのドアから逃げた方がいい、バンが待っている”と言った。それでそうしたんだけど......それからもう2回、彼らと一緒に演奏することになったんだよ!(笑)。ロックンロールだぜ...」