キッス(KISS)は、彼らの音楽カタログ、ブランド名、知的財産の権利をスウェーデンのエンターテインメントグループPophouse Entertainment Groupに売却しました。この契約は3億ドル(約455億円)以上と報じられています。
PophouseはABBAのビョルン・ウルヴァースが共同設立した会社です。ABBAの人気ヴァーチャル・ショーも手がけており、またキッスが2023年末に発表した彼らのアバター・ショーの企画も手がけています。
マスター・レコーディングと音楽出版権を含むPophouseとの契約について、
ジーン・シモンズ(Gene Simmons)はAP通信にこう語っています。
「買収という言葉は好きではない。これはコラボレーションだ。
俺たちが創り出したものに対する忠実義務を放棄するなら、怠慢としか言いようがない。人々は誤解して“OK、今、Pophouseはあんなことをやっていて、俺たちはビバリーヒルズで親指をたたいているだけだ”と思うかもしれない。いや、そんなことはない。俺たちは彼らと一緒に仕事をしている。いつも話し合っている。アイデアを共有している。これはコラボレーションなんだ。ポール(スタンレー)と俺は、特にバンドに関しては、このプロジェクトにコミットし続けるつもりだ。俺らのベイビーなんだよ。
キッスとしてのツアーはもうやらないよ。化粧をして外に出るつもりはないよ」
PophouseのCEOであるPer Sundinによると、キッスのアバター・ショーは2027年後半に北米でスタートする予定だという。
Sundinは、包括的なキッスとの契約により、彼らの音楽を新しいオーディエンスに届けることを期待していると言い、こう続けています。
「3つのメジャーレコード会社は素晴らしい仕事をしているが、多くのカタログを持っており、すべてに集中することはできない。
私たちはユニバーサル(ミュージック・グループ)とキッスと一緒に仕事をしている。アーティストの権利は私たちがが所有することになりますが、私たちはキッスと協力して仕事をしています。そう、確かに私たちはすべての権利を買い取りましたが、これほど明確なものはこれまで見たことがありません」
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