エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)、
トニー・レヴィン(Tony Levin)、
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)、
トゥール(Tool)の
ダニー・ケアリー(Danny Carey)が組んだ、1980年代の
キング・クリムゾン(King Crimson)を演奏する新しいバンド、
BEAT。ブリューによると、アジアでのツアーも計画されているという。Ultimate Classic Rockのインタビューの中で話しています。また4人がスタジオで一緒に音楽を作る可能性はあるのかについても話しています。
バンドはツアーで1980年代のキング・クリムゾンのアルバム3枚、『Discipline』、『Beat』、『Three Of A Perfect Pair』の楽曲を演奏します。現在発表されているのは北米公演で、9月12日にカリフォルニア州サンノゼでスタートし、11月8日にネバダ州ラスベガスで終了します。
このバンドは
ロバート・フリップ(Robert Fripp)も支持を表明しています。
Q:多くのツアー日程が予定されていますね。当然の疑問は、これがツアーだけにとどまるものなのかどうかについてです。スタジオで一緒に音楽を作ることについて、どのような会話がありましたか?
「そうだね。すでに発表されているツアー日程を超えるよ。現在進行中なんだ。アメリカでの日程はすべて決まった。でも、それ以上にアジアのいくつかの地域に行く予定なんだ。日本はもちろんだし、韓国、中国、シンガポール、香港など、まだ行ったことのないところにも行きたいね。来年に別のツアーができるかもしれないという話もすでに出ている。スタジオに入ることに関しては、まだ少し早い。これ(BEAT)が実際のバンドなのか、それともこの人たちがやっているショーなのかはわからないから(笑)。
でも、(このまま飛び立って、別の何かになれるんじゃないかと)すごく期待している。スティーヴの家に行ったとき、彼は“こういうのがあるんだ”と言って彼はコードを弾き始めた。彼は“まだ完成していないんだけど、頭の中にあるんだ。君がクレイジーに歌えるんじゃないかとずっと考えているんだ”と言っていた。それを考えるとゾッとした。“ああ、そうか、スティーヴはこれがもっと先に進むかもしれないと考えているんだ”とね。
君とは以前、ギズモドローム(※ポリスのスチュワート・コープランド、キング・クリムゾンのエイドリアン・ブリュー、レベル42のマーク・キング、PFMのヴィットリオ・コスマによるバンド)のときにも同じような話をしたことがある。とても成功しているミュージシャンがいて、そのミュージシャンがたくさんの仕事を抱えているとき、それを展開し続けることがいかに難しいかということだよ。
それが最大の問題かもしれない。僕たちはいつ一緒にいられるのか? 本当にたくさんのことを続けるのに十分な時間なのか、それとも二度と同じ部屋にはいられないのか(笑)。でも、このようなバンドにとって、ライヴは本当にエキサイティングなものになると思うよ。遅かれ早かれ、この手のプレイヤーたちはそれを自分のものにするんだ」