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コステロ/ジョン・ボン・ジョヴィ/ノラ・ジョーンズ/アイリッシュ等 AIによるアーティストの権利侵害を警告する公開書簡に200人以上署名

2024/04/03 11:40掲載
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200+ Artists Urge Tech Platforms: Stop Devaluing Music
200+ Artists Urge Tech Platforms: Stop Devaluing Music
エルヴィス・コステロ、ジョン・ボン・ジョヴィ、ノラ・ジョーンズ、シェリル・クロウ、パール・ジャム、ビリー・アイリッシュ、R.E.M.、エイミー・マン、ケイティ・ペリー、ニッキー・ミナージュ、マック・デマルコなど。アーティストが運営する非営利団体アーティスト・ライツ・アライアンス(Artist Rights Alliance/ARA)は、アーティストの権利を侵害し、価値を下げる人工知能(AI)の使用を非難する公開書簡を発表し、音楽業界の著名人200人以上が署名しています。

ARAは、開発者、テクノロジー企業、プラットフォーム、デジタル音楽サービスに対して、「ソングライターやアーティストの人間的な芸術性を損なったり、それに取って代わったりするようなAI音楽生成テクノロジー、コンテンツ、ツールを開発・展開しないこと、あるいは私たちの仕事に対する公正な報酬を否定しないことを誓約する」ことを求めています。

同団体は、技術開発者がアーティストの許可なく音楽作品を使用してAIモデルを訓練および生成していることや、「AIによって作成された音や画像を使用することで、アーティストに支払われるロイヤリティプールを大幅に薄めている」と強調。「生活費を稼ぐのに精一杯の、多くのミュージシャン、アーティスト、ソングライターにとって、これは破滅的なことです」とも述べています。

さらに「人間の創造性に対するこの攻撃を止めなければならない。私たちは、プロのアーティストの声や肖像を盗み、クリエイターの権利を侵害し、音楽のエコシステムを破壊するAIの略奪的利用から守らなければならない」とも述べています。

■声明全文
https://artistrightsnow.medium.com/200-artists-urge-tech-platforms-stop-devaluing-music-559fb109bbac