キャット・スティーヴンス(Cat Stevens) の初期のコラボレーターで、また
ジェスロ・タル(Jethro Tull) や
フェアポート・コンヴェンション(Fairport Convention) などでも活躍したドラマーのジェリー・コンウェイ(Gerry Conway)が死去。76歳でした。
キャット・スティーヴンスや、フェアポート・コンヴェンションのサイモン・ニコルが訃報を伝えており、ニコルによると、コンウェイは筋萎縮性側索硬化症(ALS)が代表的なものとして知られる運動ニューロン病を患っていたという。
以下、ニコルの投稿より
「僕の大切なドラム仲間で、1968年頃、様々なセッションで初めて一緒に仕事をし、アル・スチュワートのバンドで一緒にツアーをしたりした、当時の彼の姿です。
彼は2022年のCropredyフェスティバルの後、フェアポートのステージから身を引き、ツアーからも引退した。
僕たちは誰も、彼があの恐ろしい運動ニューロン病の初期段階にあったことを知らなかった。僕は今日まで知らなかった。彼とジャッキー・マクシーがそれを求め、それにふさわしい保護とプライバシーを守っていたところから、彼の訃報が伝わってきた。
素晴らしく忍耐強く賢明で、むっとするほど遅刻が多く(!)、しかしいつもプレーする準備ができていて、演奏することに熱心で、彼自身の内なる落ち着きと堅固さに恵まれていた。彼がいなくなるのは、言葉では言い表せないほど寂しい。
これ(Love Hurts)は、彼が数え切れないほど演奏した曲の中で、とても好きな曲の一つです。Rosko Gee、Stevie Winwood、Jean Roussel、Chris Speddingが参加し、ジム・キャパルディという、マイクを持ってスポットライトを追いかけるもう一人の素晴らしいドラマーのバックを務めています。
大好きだよ、君は素晴らしい。RIP
VIDEO
」
ジェリー・コンウェイは1947年、イギリスのノーフォーク州キングス・リン生まれ。
1968年、イギリスのフォーク・バンドEclectionのアルバムでレコーディング・デビュー。1970年にはスティーヴンスのバンドにレコーディングとツアー・メンバーとして参加。 スティーヴンスのアルバムに7作連続で参加した。
コンウェイはその後、ジェスロ・タルの1982年アルバム『The Broadsword and the Beast』と1987年のグラミー賞受賞作『Crest of a Knave』に参加。
また、フェアポート・コンヴェンションのリチャード・トンプソンとのツアーを経て、1998年にフェアポート・コンヴェンションに加入。コンウェイは、1999年の『The Wood and the Wire』から2020年の『Shuffle and Go』まで9枚のアルバムに参加した。2022年にグループを脱退した。