2023年の米国 レコードの販売枚数が2年連続でCDを上回る ストリーミングが売上全体の84%を占める
2024/03/28 21:09掲載

United States of America
全米レコード協会(RIAA)は、2023年の米レコード音楽産業についての新しいレポートを発表。それによると、米国では2023年、アナログレコードの販売枚数が2年連続でCDを上回りました。(4300万枚 対 3700万枚)。
レポートによると、米国のレコード音楽産業は前年比8%増で、171億ドルに達しました。
2023年もストリーミングが音楽売上を牽引しており、オンデマンド・サービスの有料会員数は9680万と過去最高を記録しました。同業界団体の報告書によると、有料会員からの収入は2023年には112億ドルに成長し、無料などを含むストリーミング収入の78%を占めています。また、ストリーミングが業界の売上全体の3分の2近くとなる84%を占めています。
フィジカル(CD、レコード、カセットほか)の総売上は19億ドルで、2022年比で11%増です。
アナログレコードは17年連続の成長を記録しており、1987年以来2度目となるCDを上回る販売枚数を記録しています。レコードの売上は10%増の14億ドルで、フィジカル・フォーマットの売上の71%を占めています。CDの売上は11%増の5億3700万ドルでした。