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再結成フェアーグラウンド・アトラクション 再結成の経緯を語る

2024/03/27 17:13掲載
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Fairground Attraction
Fairground Attraction
オリジナルメンバーで再結成したフェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)。英BBC Radio Scotlandの番組『The Afternoon Show』にエディ・リーダー(Eddi Reader)マーク・ネヴィン(Mark Nevin)が出演し、解散から34年の時を経て再結成した経緯について話しています。

フェアーグラウンド・アトラクションは今夏に来日公演を行う予定で、また新スタジオ・アルバムを2024年後半にリリースする予定です。このアルバムからの先行シングルとして「What's Wrong With The World」がすでに公開されています。

ヴォーカリストのエディ・リーダーは今回の再結成について、こう話しています。

「この地球での経験において、私たちはお互いがとても大切な存在だと気付きました。言うべきことがたくさん残されていることに気付いたんです」

ギタリストのマーク・ネヴィンは、昨年再び一緒に演奏するようになってから、メンバーの4人は「いかに楽しかったかを思い出すことができた」と振り返り、さらに「実際のバンドには、人と人との間に生まれるケミストリーのようなものがある。セッション・ミュージシャンからはそれを生み出すことはできない。僕たちはただ一緒に演奏し、自分たちのサウンドを作るだけなんだ」と話しています。

フェアーグラウンド・アトラクションはもともと、ネヴィンがモータウンのカヴァー・バンドのバック・ヴォーカリストを急遽必要としたときに結成されました。リーダーは共通の友人から紹介されました。意気投合した2人はロンドン各地でライヴを始めました。その後、グループはドラマーのロイ・ドッズと、ギタロン(マリアッチ・バンドでよく使われる大型の6弦アコースティック・ベース)のサイモン・エドワーズが加わり、4人編成になりました。デビューが決まり、シングル「Perfect」は1988年5月にチャート1位を獲得し、続く「Find My Love」もトップ10入りを果たしました。

ネヴィンは当時をこう振り返っています。「父は僕に最高の言葉を言ってくれたんだ。“お前がちゃんとした仕事に就くべきだと思っていたのは間違いだった”とね」。

しかし、突然の成功は多くの問題をもたらしました。リーダーは「私たちは“すごい、みんなに好かれている、すごい”という渦中にいた...どうすればいいの?」と振り返っています。

バンドはセカンド・アルバムのレコーディングを試みていましたが、プレッシャーに苦しみ、1990年に解散しました。リーダーは、そもそも何がきっかけで口論になったのか、メンバーの誰も思い出せないと冗談交じりに話しています。

その後、リーダーはソロ活動に専念し、ネヴィンはソロ・アルバムを出したり、カースティ・マッコールなどのアーティストとコラボレーションしていました。ドッズもエドワーズもセッション・ミュージシャンとして活動していました。

グループの再結成は、リーダーがドッズに連絡を取り、かつてのバンド仲間が入院していることを知ったことがきっかけでした。

「時が過ぎていることを実感したし、私はこの人たちのことが大好きだということに気付いた。彼らと一緒に音楽を演奏する気楽さが恋しかったのよ」

一緒に演奏して1週間も経たないうちに、たくさんの新曲が作られ、熱心なファンがいる日本でのツアーが決まりました。現在、パース、エディンバラ、アバディーン、グラスゴーを含むイギリス公演の日程が発表されています。

今回、グループは、チャートでの成功を再現しようとは考えていないという。リーダーは「私たちが仲間である限り、それがすべてなんです」と話しています。



<Fairground Attraction “Beautiful Happening>公演情報】
2024年6月27日(木)東京・渋谷クラブクアトロ ※SOLD OUT
2024年6月29日(土)愛知・名古屋クラブクアトロ ※SOLD OUT
2024年6月30日(日)大阪・梅田クラブクアトロ ※SOLD OUT
2024年7月2日(火)東京・ヒューリックホール東京 ※SOLD OUT
2024年7月3日(水)東京・ヒューリックホール東京 ※追加公演

https://smash-jpn.com/live/?id=4101