HOME > ニュース >

ブラック・クロウズ、音楽から“人間らしさ”が失われていることを懸念

2024/03/26 21:16掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
The Black Crowes (Image credit: Ross Halfin)
The Black Crowes (Image credit: Ross Halfin)
ブラック・クロウズ(The Black Crowes)は、音楽から“人間らしさ”が失われていることを懸念しています。リッチ・ロビンソン(Rich Robinson)は英The Sun紙のインタビューの中で、彼は古いレコードから感じられるカオスや不完全さを聴くのが大好きで、曲を完璧に聴かせるために編集ツールが過剰に使われていることに懸念を表明しています。

「今日の多くの音楽の問題は、そこに人間らしさがないことだ。完璧さを追い求め、人間らしさをすべて吸い取ってしまうようなツールが使われている。

ビートルズのレコードを聴いてみるといい。レッド・ツェッペリンやストーンズもそうだ。だから彼らのレコードはエキサイティングなんだ。

俺の好きなレコードには、うっかりミスがいくつかあって、それも俺のお気に入りの瞬間なんだ。ツェッペリンの“Since I've Been Loving You”を聴くと、キーキーと鳴るジョン・ボーナムのキックドラムが聴こえてくる。すごくクールだよ。

ストーンズがフランスのカビだらけの別荘で『Exile On Main St』を作った時のカオスの話とかね。

そういったものは驚くべきものであり、デンジャラスなものであり、いつでも常道をはずれる可能性があるけれど、それは素晴らしいことだし、決して終わらせてはいけないものだ。それが人間らしい要素なんだから」