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TOTOのスティーヴ・ルカサー「自身のサウンドを形成した12人のギタリスト」発表

2024/03/26 20:16掲載
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Steve Lukather
Steve Lukather
TOTOのスティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)は、自身のサウンドを形成した12人のギタリストを挙げています。米Guitar World企画

1. George Harrison

「リストを自然に始めるにはジョージ・ハリスンから始めなければならない。そうしなければ、うまくいかないし、不可能だからね。初期の頃、ジョージは僕の一番のギター・ヒーローだった。彼のおかげで僕は演奏しているんだよ。

『エド・サリヴァン・ショー』で彼が奏でた素晴らしいサウンドが、僕の心を掴んだ。ビートルズの最初のレコードは、僕の人生のスイッチのようなものだった。ジョージは僕の人生のスタート地点だった。彼がいなければ、僕の人生は何も始まらなかっただろうね」

2. Jeff Beck

「ジェフはすべてを変えた。子どもの頃からのファンで、スタジオで一緒に仕事をして彼のことを知り、ライヴで演奏し、彼がどのようにやっているのか見るようになるまで、僕は首を横に振るしかなかった。“こいつは宇宙人だ”と思ったよ。

彼がやったことは、普通の人間がギターでやることではなかった。彼がどこから来たにせよ、どこか別の場所だった。これ以上何と言えばいいのか? ジェフを失ったことは、彼が史上最高の一人だったので、大きな打撃を受けたよ」

3. David Gilmour

「ギルモアのサウンド、彼のタッチがどのようにそれらのサウンドに影響を与え、巨大なサウンドにしているのか、そのすべてが信じられないほど素晴らしい。僕は子供の頃、彼が『Dark Side of the Moon』でやったようなサウンドを手に入れたかった。

それを聴いて、遡り始めて、そしてリアルタイムで聴いていった。彼は僕のヒーローの一人なので、友人と呼べることを光栄に思う。デヴィッドは、ひとつの音を、まるで壁から叩きつけるように、ドーンと大きく響かせるんだ。素晴らしい。彼も本当にいい人だよ」

4. Larry Carlton

「スティーリー・ダンの『The Royal Scam』での彼のパフォーマンスは、僕の人生を変えた。それ以来、彼のすべてのパフォーマンスを聴いてきた。

彼と一緒に仕事をするようになり、一緒にグラミー賞を受賞した。子供の頃のヒーローたちと一緒に仕事ができて、とても幸運だった。その名誉に深く感謝しているよ」

5. Michael Landau

「マイケルは12歳のときからの親友で、素晴らしいミュージシャンだ。彼は長年にわたって常にレベルを上げてくれたし、一緒に成長したからこそ、僕をより良いプレイヤーにしてくれた。“ランドウの野郎、最高だぜ”って感じだね。

正直なところ、僕たちは無数のバンドで一緒に演奏し、一緒にセッションをしたけど、彼はギターを手にした史上最高の一人だよ。彼は唯一無二で、とても特別で、いつも僕をより良くしてくれる。それが真実だ」

6. Jimi Hendrix

「60年代に子供だった僕は、彼がやっていることをリアルタイムで見て育ったということを理解してほしい。彼のファーストアルバムが出たとき、まるで宇宙人が着陸してきたようだった。『エクソシスト』を見ているような感じで衝撃的だった。まだ若かった僕は、ヘンドリックスを聴いて怖くなった。彼は全体のスタンダードを変えたんだ。

ヘンドリックスのEコードを知って驚いた。どこに指を置けばいいのかがわかって、なんとなく自分でできるようになった。でも、繰り返しになるけど、やっぱり怖かった。おかしく聞こえるかもしれないけど、それをリアルタイムで見たり聴いたりするのは、今それを聴くのとは、はるかに違っていたんだ」

7. Eddie Van Halen

「マイ・ブラザーのエディは世界を変えた。ヘンドリックスと同じように、エディがやったことをリアルタイムで見るのはワイルドなことだった。彼のことをとてもよく知ることができたし、彼はとても特別な人間だった。エディの音楽的な頭の中は、普通の人とは違うところから来ていた。

彼のリフは、どこから感じたのか、タイミング、仕上げ方はとても独特だった。“ワオ、こんなこと思いつかなかった”という感じだった。それがエディのスタイルだった。僕は、そんなことをしようとは思わなかった。彼がいなかったらギターはどうなっていたかわからない。彼は多くのものを生み出した」

8/9. Al Di Meola / John McLaughlin

「彼らを怒らせるかもしれないけど、この2人は一緒にしないといけないんだ。2人とも僕の友人だし、そう言えることを光栄に思う。2人は僕がこれまでに出会った中で最も素敵な人たちだ。2人とも、サウンドとスタイルに関しては、僕の度肝を抜いたよ。彼らは信じられないようなプレイヤーだ」

10. Steve Hackett

「繰り返しになるけど、僕は彼をリアルタイムで見ていた。僕は(ジェネシスの)『Selling England by the Pound』を聴き尽くしたけど、スティーヴの独自の演奏方法は印象的だった。彼はバンドの中でソロを取りたいだけの男ではなく、美しいレガート奏法で作曲に欠かせない存在だった。

彼は最初のタッパー奏者の一人だった。聴くのはクレイジーだった。彼のリフを再現するのは難しかった。スティーヴのように弾こうとしたことはないけれど、彼の演奏は大好きだ。彼は驚異的なプレイヤーであり、今でもそれを続けている」

11/12. Jimmy Page / Eric Clapton

「ここからがすごく難しい。直接影響を受けたという点では、ジミー・ペイジとエリック・クラプトンだろうね。彼らの演奏だけでなく、作曲にも影響を受けたと思う。レッド・ツェッペリンやクリームのレコードに針を落として、ソロを覚えようとしたのを覚えている。何時間もかけてね。

それがどこから来るのか知りたかった。あのレコードの人たちのように弾きたかった。“Stairway to Heaven”や“Crossroads”を聴くのに多くの時間を費やした。完璧なソロがあり、彼らが僕と一緒に部屋にいるような気分にさせてくれたんだ」