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元アイアン・メイデンのデニス・ストラットン「俺がメイデンに持ち込んだものが今もあるのを誇りに思う」「俺がクビになったのは時期尚早だった」

2024/03/21 21:30掲載
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Dennis Stratton
Dennis Stratton
アイアン・メイデン(Iron Maiden)の1stアルバム『Iron Maiden』のレコーディングに参加した元メンバーのギタリスト、デニス・ストラットン(Dennis Stratton)。メイデンにハーモニー・ギターをもたらした男=ストラットンは、米Guitar Worldの新しいインタビューの中で「俺がメイデンに持ち込んだものが今もまだ残っていることをとても誇りに思っているよ」と振り返り、自身のメイデン脱退について「俺がクビになったのは時期尚早だった」と話しています。

「俺はメイデンの他のメンバーのように完全なヘヴィメタルではなかった。

ホワイトスネイク、バッド・カンパニー、UFOのようなヘヴィロックは聴いていたけど、ヘヴィメタルではなかった。俺はメイデンに、彼らが今でも使っているものをいくつか持ち込んだ。彼らは今でもハーモニー・ギターのスタイルを使っているが、俺の加入前には使っていなかった。俺がメイデンに持ち込んだものは何であれ、今もまだ残っていることをとても誇りに思っているよ」

Q:あなたのアイアン・メイデン脱退に関しては、相反する報道がなされています。決着をつけることはできますか?

「当時のメイデンをマネージメントしていたロッド・スモールウッドとは、決して意見が合わなかったというのが本当のところだ。彼は基本的に校長で、5人の若い子たちをまとめようとしていた。俺は他のメンバーより年上だったから、自由を手に入れることに慣れていて、それが問題を引き起こしていたんだ。

(どんなふうに?)

時には笑いや気分転換のためにクルーと一緒にライヴからライヴへ移動することもあった。それから時々、運転手と一緒にトラックで会場から会場へと移動した。彼らと一緒に、世界のいろいろな場所を見たり、いろいろな会話を楽しんだりした。でも、ロッドはそれが気に入らなかったんだ」

Q:アイアン・メイデンがこれほどまでに巨大になったかを考えると、そこにいなかったことを後悔していますか?

「いや、後悔はしていない。結局のところ、メイデンは新しいバンドだった。形になることと学習がすべてだった。音楽的な学習だけでなく、習慣やその他もろもろを学ぶことができた。

ただ、俺がクビになったのは時期尚早だった。俺たちは一緒にいる時間が短かった。俺が解雇されたとき、2ndアルバム『Killers』のプリプロダクションはすでに終わっていた。アルバム全体に取り組んでいたんだけど、レコーディングの機会はなかったんだ。

すべてが時期尚早だったが、終わったことは終わったことだ。メイデンが成し遂げてきたこと、そして、どれほど遠くまで来たのか、どれほど大きくなったかを賞賛しなければならない」