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メタル・ファンは、他のどの音楽ジャンルのファンよりも多くのグッズを購入するが、非公式グッズを購入する傾向は最も低い 最新調査結果

2024/03/21 13:05掲載
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Heavy Metal Fans
Heavy Metal Fans
米国の音楽ファンを対象にした最新の調査によると、メタル・ファンは、他のどの音楽ジャンルのファンよりも多くのグッズを購入しているが、公式グッズの信憑性を重視するためか、非公式含むサードパーティーのグッズを購入する傾向は最も低いという。またK-POPファンは、1ヶ月あたりのグッズ購入額が最も多く、サードパーティーのグッズを購入する傾向も最も高いという。

Custom Inkは米国の音楽ファン1,000人を対象に、グッズ購入の嗜好について調査を行いました。そのうち49%が男性、50%が女性、1%がノンバイナリーでした。回答者は好きなジャンルを3つまで選ぶことができ、62%がロック、54%がポップ、32%がヒップホップ/ラップ、21%がカントリー、19%がR&B、18%がインディーズ、14%がエレクトロニック、14%がクラシック、11%がジャズ、10%がフォーク、7%がローファイ、6%がK-POPでした。

今回の調査では、メタル・ファンが他のどの音楽ジャンルのファンよりも多くのグッズを購入していました(40%)。エレクトロニック・ファン(31%)、ローファイ・ファン(30%)がそれに続きます。

ファンの年間消費額に関しては、K-POPファンが突出しており、過去1年間の平均消費額は418ドル(約63,000円)でした。

好きなアーティスト別の年間マーチャンダイズ支出額を見ると、BTSファンが年間826ドルと最も多く支出しています。

各ジャンルごとのアーティスト別の年間マーチャンダイズ支出額は以下のとおり

Pop: Justin Bieber, $434
Metal: Iron Maiden, $422
Rock: Arctic Monkeys, $395
R&B: Usher, $348
Indie: Bon Iver, $346
Hip-Hop/Rap: Kendrick Lamar, $329
Jazz: Billie Holiday, $269
Country: Tim McGraw, $244
Folk: Simon & Garfunkel, $156



今回の調査では、好きなアーティストを応援するためにグッズを買う割合は、男女ほぼ同じでした。女性の46%、男性の44%。世代別に見ると、X世代が最も多く(49%)、次いでミレニアル世代が46%、ベビーブーム世代が43%でした。Z世代のファンは最も少なく、32%しかグッズを購入していません。

ファンは、好きなアーティストにどんなグッズを求めているのでしょうか? 今回の調査では音楽ジャンル別に、ファンが求めているグッズの種類と特徴(色、フォント、グラフィックを含む)のトップが判明。以下で紹介しています。



先述のように、K-POPファンはグッズに最もお金をかけていますが、非公式含むサードパーティーのグッズを購入する傾向も最も高いという。サードパーティのグッズは、幅広い音楽ファンを惹きつけていますが、メタル・ファンはサードパーティーのグッズを買う傾向が最も低く、おそらく公式グッズの信憑性を重視するか、より多くのライヴに参加しているため、より多くのグッズを手に入れることができるのではないかと推測しています。

サードパーティーのグッズを購入する傾向は、女性(45%)は男性(40%)よりも若干高いという。またZ世代は全体的に音楽グッズを買う可能性が最も低い世代ですが、サードパーティーのグッズを買う可能性は最も高く(48%)、次いでミレニアル世代(47%)でした。この数字は、X世代の38%、ベビーブーム世代のわずか26%とは対照的です。

この調査では、ファンが好きなアーティストを支援する方法も紹介されています。

音楽ファンの3分の2が、ストリーミング・プラットフォームで何度も楽曲を再生することで、好きなアーティストを応援しているという。同様に、エレクトロニックファンやK-POPファンは、アーティストのミュージックビデオを繰り返し視聴しているという。

メタル、ロック、フォークの熱狂的ファンは、アーティストのフェイスブックページに「いいね!」を押してファンであることを表明することが多いという。