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2023年 Spotifyから150万円以上のロイヤリティを得たのは66000人、1億5千万円稼いだのは1250人 6年前と比較すると2.7倍以上

2024/03/20 14:13掲載
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Spotifyの最新レポート「Loud & Clear」によると、Spotifyで多額のロイヤリティを稼いだアーティストの数は年々増加しています。

2023年、Spotifyから1万ドル(約150万円)以上のロイヤリティを得たアーティストの数は前年比16%増の66,000人。2017年にそのレベルに達したのは23,400人でしたので、2.8倍増えています。また、2023年はSpotifyから10万ドル(約1500万円)を稼いだアーティストの数は前年比15%増の11,600人で、100万ドル(約1億5千万円)を稼いだアーティストの数は前年比18%増の1,250人でした。これも2017年と比較すると、10万ドルも100万ドルも2.7倍でした。

Spotifyが2023年に支払った楽曲のロイヤリティは90億ドルで、そのうち45億ドルがインディーズアーティストに支払われたと報告しています。

Spotifyの推定によると、世界には22万5000人の新進またはプロのレコーディング・アーティストがいるという。これとは別に、キャリアにおいて少なくとも10曲をリリースしているアーティストが23万5000人いて、このグループの毎月の平均リスナー数は少なくとも1万人だという。

このレポート「Loud & Clear」ではインディーズアーティストがストリーミングのロイヤリティで生計を立てられることを強調しています。

昨年、1万ドル以上のロイヤリティを得た66,000人のアーティストの4分の1は、DistroKidやTuneCoreといったDIYプラットフォームを通じて自主配信していました。レコード会社と契約しているアーティストとは異なり、自主配信アーティストはストリーミングのロイヤリティから配信料を差し引いた全額を懐に入れることができます。レーベルと契約しているアーティストは、全体としてはインディーズアーティストよりも多く稼ぐことができるかもしれませんが、彼らが得る収入は総収入の一部であり、前払い金やマーケティング費用、プロモーション費用を返済しなければなりません。

「Loud & Clear」がもうひとつ強調しているのは、ストリーミングは世界中のアーティストに利益をもたらしているということです。2023年にSpotifyから1万ドル以上のロイヤリティを稼いだ66,000人のアーティストのうち、半数以上が英語を母国語としない国のアーティストでした。