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ジョン・ボン・ジョヴィ、声帯手術からの回復の間 ブルース・スプリングスティーンが支えてくれたと回想&リッチー復帰は「いつでもドアは開いている」

2024/03/16 21:21掲載
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Bon Jovi / Forever
Bon Jovi / Forever
ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)は2022年、声帯の手術を受けました。手術から回復する彼を支えたひとりがブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)でした。Ultimate Classic Rockのインタビューの中で、ブルースがどのように助けに来てくれたかを話しています。

ジョンは声帯の1つが萎縮していることが判明し、メディアライゼーション(内方移動/麻痺した声帯を喉頭の中央に近づけて音声機能を改善する手術)と呼ばれる手術を受けました。

「ブルースは数週間ごとに元気づけに来てくれたんだ。手術の期間中は、ほとんどしゃべれないのに“俺がそばにいる、頼れよ!”という気持ちを込めて、100マイルもドライブしたんだ。“きっと乗り越えられる”ってね」

当然のことながら、2人が一緒にドライブしている姿に多くの人が驚いたという。

「ある日、信号待ちをしていたら、どこかのVFW(退役軍人クラブ)ホールが募金活動をしていた。窓を開けて、ポケットにお金が入っていたので、それを出したんだ。その人は僕を見て“何と!”と言ったんだ。それから彼は屈んで窓を覗き込んでブルースを見たら“おお!”(笑)。そのあと、VFWのみんなが集まってきたんだ」

同じUltimate Classic Rockのインタビューの中で、ジョンが自分の声を取り戻すために助けを求める必要があることを気づかせてくれたのは彼の妻ドロシアだったことも話しています。

ジョンの声の悩みは、バンドの2022年ツアー中に深刻となり、ナッシュビルで行われたツアー最終公演ではジョンは限界に達していました。

「ステージでは自分らしくあるために、あらゆることを試した。そしてナッシュビルの夜、それは15公演の最後だった。僕は“大丈夫だ、良かったと思う。観客は熱狂している。良かったんだ”と自分に言い聞かせた。でも、一番真実を語る人 (妻) は“良くなかった”と言ったんだよ。(中略)声が出なくなった。声帯の手術は一般的じゃないから、医者を探しに行かなきゃいけなかった。怖かったよ。ここ数年はそういう旅だった」

ジョンはラジオ局Mix 104.1 Bostonのインタビューの中で、ボン・ジョヴィは6月にニュー・アルバム『Forever』をリリースしますが、ツアーできるかどうかわからないと認めています。

「ツアーについてはわからない。来年はツアーをやりたいとは思っているんだけど、まだ大きな手術から回復していないんだ。回復への道のりは順調だよ。アルバムを作ったときは1日1曲、じっくりとやることができたけれど、僕が必要とし、望んでいるのは、1晩に2時間半、週に4晩、何カ月も続けて歌えるようになることなんだ。だから、その目標に向かって努力しているよ」

またジョンは、Audacy Check Inのインタビューの中で、リッチー・サンボラ(Richie Sambora)の復帰について「いつでもドアは開いている」と語っています。ジョンはリッチーの復帰コンサートの可能性について尋ねられて、こう答えています

「ドアはいつでも開いているよ。11年前、バンドとは何の関係もない理由で、彼は出て行った。敵意はなかったし、愛しかない。夜にライヴをやって、その次の夜もやって、11年間、アルバムを作ってライヴをやってきたんだ。愛しかないんだよ。リッチーは独立して、娘を育てている。彼がいつか顔を出して演奏したいと思えば、曲を知っているしね。敵意は全くない、それは約束できるよ」

ジョンはUltimate Classic Rockのインタビューでは、リッチーとは仲が悪いわけではないが、もう連絡を取り合っていないと話しています。「彼はもう組織にいないので、連絡は取っていない。永遠の愛がないという意味ではない。でも、彼が姿を見せなくなったのはもう11年も前のことなんだ。シングルファーザーとしての感情的な問題もあったし、薬物乱用の問題もあったしね」