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メタリカとテイラー・スウィフト ライヴ会場でより大きな揺れを起こすのはどっち? 研究者調べる

2024/03/15 15:13掲載
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Concert Audience
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ライヴの観客の縦ノリによる振動は、地震に匹敵する揺れとなることもあります。では、メタリカとテイラー・スウィフトでは、どちらが、より大きな揺れを起こすのでしょうか? 研究者が調べました。正解はテイラー。研究者はメタリカではない理由のひとつに「メタルファンはヘッドバンギングが好きで、必ずしも飛び跳ねているわけではないから」と説明しています。

アメリカ地震学会とカリフォルニア工科大学の科学者たちは、2023年夏にテイラー・スウィフト、ビヨンセ、メタリカらが、カリフォルニアのSoFiスタジアムでそれぞれ行ったコンサートを調べました。カリフォルニア工科大学のガブリエル・テップが率いる研究チームは、SoFiスタジアムに強力なモーションセンサーをいくつか設置し、それらの装置で収集されたデータと、近隣の地域の地震観測ネットワーク局で収集された追加データを組み合わせて分析しました。

研究結果から、観客のダンスやジャンプの動きが、コンサート特有の揺れを生み出した可能性が高いと報告しています。

今回の研究では、個々の曲の揺れの強さも分析されました。研究者たちは、各曲の放射エネルギーを計算し、同じエネルギー・レベルを放射したであろう地震のマグニチュードと照らし合わせてその数値を出しました。曲のマグニチュードには大きなばらつきがありましたが、「Shake It Off」は最大のマグニチュード0.851を記録したそうです。

メタリカのコンサートはテイラーとは異なるシグナルが観測されたそうで、「揺れの信号自体は観客から発せられたものである可能性が高いのですが、バンドが曲の進行に合わせてビートやスピードを変えている場合は、観客の反応は異なるのかもしれない」と説明しています。

また、メタリカのコンサートは「各コンサートの中で最も強いマグニチュードの信号が最も弱かった」と研究者は述べており、「メタルファンはよくヘッドバンギングをしているので、必ずしも飛び跳ねているわけではありません。彼らの動き方が、それほど強いシグナルを生み出さないだけかもしれません」と付け加えています。