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“ひとりクラフトワーク”KRAFTman チェルノブイリ原発事故をテーマにしたアルバムから「赤い森」公開

2024/03/12 20:03掲載
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KRAFTman / Chernobyl
KRAFTman / Chernobyl
日本の脱原発をテーマにしたイベントにも登場したことがあるクラフトワーク(Kraftwerk)。彼らの大ファンである“ひとりクラフトワーク”ことKRAFTmanは、1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故をテーマにしたアルバム『チェルノブイリ(Chernobyl)』を海外で3月15日発売予定。このアルバムから「In The Red Forest」が公開されています。

チェルノブイリ原子力発電所から10km圏内にある森は「赤い森(In The Red Forest)」と呼ばれています。原子炉爆発の際に飛散した放射性物質が風によって流れ込み、森の木々が一瞬にして枯れ果て、真っ赤になってしまったことからこの名前が付けられました。



KRAFTmanは、英マンチェスターを拠点に活動するゲイリー・ハンターの音楽プロジェクトで、40年以上もエレクトロニック・ミュージックに情熱を注いできたという人物。クラフトワークの大ファンで、過去にはクラフトワークのカヴァー・アルバム『The Man Machine (Recreated)』や、クラフトワークが長年にわたってリリースしてきたテーマやコンセプトにインスパイアされた楽曲を収録したオリジナル・アルバム『Electrique Fabrique』などをリリースしています。

今回のアルバム『チェルノブイリ』は、「Radiation(放射能)」、「Anatoly Dyatlov(アナトリー・ディアトロフ)」(※チェルノブイリ原発の副技師長。事故当日、原子炉の運転実験を指揮)、「Uranium-235(ウラン235)」、「Acute Radiation Syndrome(急性放射線障害)」などのテーマに触れています。

以下は以前に公開された映像

「AZ-5」(※原子炉の制御棒を一斉に挿入する緊急停止スクラムボタンで、チェルノブイリ原発事故の引き金となった)のミュージックビデオ


「Meltown To The Core」のミュージックビデオ


アルバム『チェルノブイリ(Chernobyl)』のプレビュー映像