Cody Carpenter, John Carpenter, and Daniel Davie, photo by Sophie Gransard
『ハロウィン』や『遊星からの物体X』などで知られる映画監督であり、自作映画の音楽も数多く担当する音楽家でもある
ジョン・カーペンター(John Carpenter) 。サウンドトラック作品ではない完全オリジナル音楽アルバム・シリーズ『Lost Themes』の第4弾『Lost Themes IV: Noir』を海外で5月3日発売。リリース元はSacred Bones Records。
『Lost Themes』シリーズのリリースは2021年の『Lost Themes III: Alive After Dark』以来。
このシリーズでは、彼の息子であるコーディ・カーペンターと、彼の名付け子ダニエル・デイヴィスとコラボレーションしています。
新作は“フィルム・ノワール”というジャンルへのオマージュであり、ジョンのお気に入りの映画からインスパイアされた曲が収録されています。
“フィルム・ノワール”は1940年代から1950年代後半にかけてアメリカで制作された犯罪映画のジャンル。虚無的で悲観的、退廃的な雰囲気を持つ作品が特徴です。
ジョン・カーペンターは新作について「ノワールは、戦後の映画で生まれたアメリカ独自のジャンルだ。僕らはノワールが大好きで育ったし、この新しいアルバムもノワールから影響を受けている」とコメントしています。
ダニエル・デイヴィスは「(ジョンの妻でプロデューサーの)サンディがクリスマスにジョンにフィルム・ノワールの写真集をプレゼントしたんだ。すべてその時代のスチール写真だった。僕はその本に目を通していたときに“このイメージやタイトルから連想されるものが好きだな。もし、そのイメージに基づいた作品を作ったらどうなるだろう? タイトルがジョンの好きなフィルム・ノワールの作品だったら?”と思ったんだ」と話しています。
このアルバムから「My Name is Death」のミュージックビデオが公開されています。
VIDEO
■『Lost Themes IV: Noir』
01. My Name Is Death
02. Machine Fear
03. Last Rites
04. The Burning Door
05. He Walks by Night
06. Beyond the Gallows
07. Kiss the Blood Off My Fingers
08. Guillotine
09. The Demon’s Shadow
10. Shadows Have a Thousand Eyes