フロリダに住む女性は自身の結婚式の費用のために、大切にしていた
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)のサイン入りギターを売るという苦渋の決断をする。それを知った見ず知らずのテイラー・ファンたちは売らないよう懇願し、クラウドファンディングで寄付を募ることを提案。70万円以上の寄付が集まっています。
Inside Editionによると、この女性の名前はエミリー・ハリス(30歳)。テイラーのサインも入った特別な赤いギターは16歳の誕生日に父親からプレゼントされたという。
2024年11月に行う婚約者のジェイコブ・マクダニエルとの結婚式の準備を始めた彼女は、結婚式がいかに高額かを知り、最愛のギターを手放すという苦渋の決断をしました。
地元ニュースのWTSPの取材に応じたエミリーは「とても辛かった。でも、結婚式の費用を自分たちで払うのだから、すべてを支払う責任あると思ったのよ」と当時の心境について話しています。
エミリーは父親のランディ・ハリスにこのギターにどれだけの価値があるか調べてくれるよう頼み、父親は渋々同意しました。
「父は“これは君にとって大切なものなのはわかっている。売ってしまって、10年後にまだ持っていればよかったと後悔するのは嫌だよね”と言っていました」とエミリーはInside Editionに話しています。
父親は2月16日、Facebookのテイラー・スウィフトのファンページにメッセージを投稿し、提案を求めました。「娘が結婚式の費用のために、彼女のサイン入りギターの売却を考えています。どんなアドバイス/助けもとてもありがたいです」と彼は書きました。
父親のこの投稿には何百ものコメントが寄せられ、多くの人が貴重コレクターズ・アイテムを売らないでほしいと懇願しました。その中には、父娘にGoFundMeでのクラウドファンディング・キャンペーンを始めるようアドバイスする人もいました。「宝物を犠牲にすることなく、彼女が望む結婚式を挙げることができるように、少しなら喜んで協力するよ!」というファンのコメントが寄せられました。
エミリーと婚約者はアドバイスを受け、募金ページを作成しました。
「結婚式の費用のために、テイラー・スウィフトのサイン入りギターを売ろうと思っていました。でも、とても親切で筋金入りのテイラー好きな人たちが売却に反対して、代わりにこのGoFundMeを始めるように私たちに頼みました」とエミリーは書き、赤いギターの写真を何枚も公開しました。
これまでのところ、ファンは2人の結婚資金として4,980ドル(約73万円)以上を寄付しています。
エミリーはWTSPに「本当に言葉がありません。この世界には善良な人たちがいるということを思い出させてくれるような気がします。この世界には本当に良い人がいます」とコメントしています。