ジューダス・プリースト(Judas Priest)の
ロブ・ハルフォード(Rob Halford)は「奇数は好きじゃない」という。「テレビのボリュームを上げるにしても、13ではダメなんだ。偶数はバランスと調和を表している」と語る。3月発売の新アルバム『Invincible Shield』は通算19作目のスタジオ・アルバム。奇数なので、早くも次回作をほのめかしています。英Classic Rock誌のインタビューより。また新作のエンディング・トラック「Giants In The Sky」は、彼が長年愛してきた音楽と、それを作った人々への賛歌だとも語っています
「(『Invincible Shield』は)19枚目のスタジオ・アルバムだ。奇数は好きじゃないんだよ。テレビのボリュームを上げるにしても、13ではダメなんだ。12か14でなくてはならない。偶数はバランスと調和を表しているんだ。俺たちは次に何をするか、もう考えている。それが音楽の楽しさだ。止まらないんだよ」
「音楽を聴いていると、ジャニス・ジョプリンからロニー・ジェイムス・ディオ、レミーに至るまで、ロックンロール界で亡くなってしまった美しい人々について考えさせられる。音楽は永遠に生き続けるという事実についてもね。
ロニーは並外れた男だった。彼はとてもフレンドリーで、気さくで、笑うのが好きで、誰かをけなすようなことはしなかった。音楽に対してはとても真剣だった。“Hear N' Aid”(1986年にリリースされたオールスター・ヘヴィ・メタル・チャリティ・シングル)をやったとき、あの部屋にいた人たちはみんなロニーを尊敬していた。彼が何を提案しても、みんな耳を傾けていたよ。
ステージを降りたばかりのレミーの膝の上に、白いタオルのターバンを巻いた髪で座ったのもいい思い出だ。ハグすると、彼は汗だくになっていたよ。
俺はロニーの前でもレミーの前でも、彼らの個性とキャラクターの強さに少し気後れしていた。俺は彼らから一歩引いたところにいると感じていた。彼らは巨人で、俺はただの崇拝者だったんだ」