ディープ・パープル(Deep Purple)や
レインボー(Rainbow)などでの活躍でも知られる
リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)が最も好きなバンドは、おそらくABBAだという。ABBA愛を最近のオンラインQ&Aセッションで語っています。
この約40分間のQ&AはInstagramで配信されたもので、彼のパートナーであるキャンディス・ナイトが司会を務めています。インタビューは夫妻の自宅で行われています。
リッチーはQ&Aの中で、ABBAの曲の中で一番好きな曲について尋ねられてこう話しています。
「面白い話がある。俺たちはフランスの城で(レインボーの1978年のアルバム)『Long Live Rock 'N' Roll』を作ろうとしていた。
みんなとても退屈していた。暖炉の周りに座っていた。コージー(パウエル)と俺とロニー(ジェームス・ディオ)。何のアイデアも浮かばなかったから、ちょっとイラついていた。そしてコージーが“よし、白状しよう”と言った。いつものように酒を飲んでいたから、俺たちは彼を見て“何を白状するんだ?”と言った。彼は“準備はいいか?”と言う。俺は“ああ”と言うと、彼は“ABBAが好きだ”と言った。それに対して俺が“なんてこった。俺もABBAが大好きなんだ”と言うと、ロニーも“ああ、俺もだよ”と言ったんだ。
俺たちはみんな“ああ、ABBAが大好きなんだ”と言って恥ずかしくなった、そんなこと言うもんじゃない。そう言ったあと、コージーはABBAの曲を全部持ってきて流すために走り出した。俺たちは、この城の暖炉を囲んで、何時間もABBAの曲を聴き続けた。自分たちで曲を作るべきだったが、ABBAの曲を聴く方がずっとよかったんだ。
ABBAは最高のバンドだったと思う。子供の頃はいつもABBAを聴いていた(注:ABBAのファースト・シングルがリリースされた時、ブラックモアは28歳だった)。とてもメロディアスで、うまくいっていた。素晴らしかった。おそらく俺の最も好きなバンドだ。それを言うのは、ある地域では格好悪いことだとわかっている。ABBAは素晴らしかった」