航空機のパイロットの資格も持っているアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン、飛行機恐怖症の人へアドバイス

航空機のパイロットの資格も持っている、アイアン・メイデン（Iron Maiden）のブルース・ディッキンソン（Bruce Dickinson）。スウェーデンのラジオ局Rockklassikerの新しいインタビューの中で、飛行機恐怖症の人に何かアドバイスはあるかと尋ねられています。

「飛行機に乗るのが不安な人はたくさんいる。飛行機に乗るのが不安な人は、飛行機に乗るのが不安なのだから、至極まっとうな理由だ。恥ずかしいことではない。ただ、飛行機に乗ることは現代社会の一部。だから、それに対処したり、軽減したり、場合によっては完全になくす方法もある。何を怖がっているのか、どれだけ怖がっているのか、そしてそれを治療するためにどのような手段を取るのかによる。そしてほとんどの場合、経験と教育が重要なんだ。

本当に素晴らしいコースがたくさんある。飛行機恐怖症のコースは、航空会社によって運営されていることが多い。ブリティッシュ・エアウェイズがやっているコースはとてもいいもので、シミュレーターの中に入ったり、模擬飛行機の中に入ったり、その音が何なのか、なぜこれをするのか、なぜあれをするのか、なぜ窓のシェードを上げなければならないのか、なぜ足元のゴミを片付けなければならないのか、酸素マスクが落ちるとどうなるのか、そういったことを正確に説明してくれる。説明されていないから怖いんだ。ただ、“こうしろ、ああしろ、こうしろ”とだけ。でも、みんなは“どうして？”と思う。俺の妻はいつも“どうして離陸と着陸のときに窓のブラインドを上げなきゃいけないの？”と言っている。俺は“もし何か問題があって飛行機が燃えた時、窓から外が見えなかったら、どうやってどっちから出てはいけないかわかるんだ？”と言った。外が見えなければ、非常用シュートから燃えているエンジンの中に飛び込む場合もある。危険物も何も見えないんだからね。つまり、それはじっくり考えれば分かる常識的なことなんだよ。本当にぞっとするような話に思えるかもしれないけど、重要なのは、これらのことはすべて、非常に単純な予防措置によって何百人もの死を防ぐことができたかもしれない事故があったからこそ生まれたということなんだ。

最近、旅客機が海上保安庁の航空機の上に着陸するという恐ろしい事故があった。確か日本か韓国だったと思う（※1月2日に羽田空港で起きた日本航空の旅客機が、着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突した事故）。いずれにせよ、極東での出来事だった。航空機の上に旅客機が着陸した。滑走路に着陸すべきではなかったのに、着陸してしまったんだ。飛行機は基本的に燃え尽きてしまった。その事故では全員が生き残り、脱出することができたが、これは素晴らしい訓練、パニックに陥らなかったこと、そして素晴らしい乗務員の訓練の賜物だ。このように、すべてがうまくいったときの素晴らしい話がいくつかある。そして、現実を直視しよう：空の旅は今でも信じられないほど安全だ。自動車に乗るよりもはるかに安全だよ」