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スティーヴ・ヴァイ、若手ギタリストにアドバイス「音楽ビジネスはともだち こわくないよ」

2024/02/27 18:33掲載
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Steve Vai
Steve Vai
「ボールはともだち こわくないよ」は、漫画『キャプテン翼』の主人公・大空翼の名言ですが、ギタリストのスティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は、若手ギタリストに音楽ビジネスについてのアドバイスは求められたとき、「音楽ビジネスはともだち こわくないよ」と話しています。

Ultimate-guitarのインタビューの中で、「自分でレコード会社を立ち上げ、自分ひとりでやっていくという、音楽業界ではとても独特な道を切り開いてきましたね。若手ギタリストに音楽ビジネスのビジネス面についてアドバイスはありますか?」と尋ねられたヴァイはこう話しています。

「若いミュージシャンの多くは、ビジネス面に怯えることがある。アーティストの心理としては珍しいことではない。アーティストは通常、クリエイティブな要素を持っているし、ビジネス志向の人々にもクリエイティブな要素を持っている人もいる。

僕のアドバイスは、ビジネスに怯える必要はないということ。ビジネスはあなたのためにある。ビジネスはあなたをサポートするためにある。すべてはあなたをサポートするためにあるんだ。

“音楽ビジネスはともだち”だと思うことができれば、素晴らしい時間を過ごすことができるし、自分に合った人たちと出会うことができる。“自分はデヴィッド・ゲフェンと契約すべきだ”とかを信じているようなエゴではなく、自分のキャリアをナビゲートしてくれるような、自分にふさわしい人たちに出会うことができるよ。

でも、もしあなたがクソみたいな態度をとっていて“彼らは自分から金をむしり取りたいだけなんだ。彼らは自分を変えようとしている”と考えているのだとしたらダメだ。

レコード会社は人を変えようとはしない。それは論拠がなく、非生産的だから。もし誰かを連れてきて、その人はジャズをやりたがっている。レコード会社は偉大なポップスターになれると考えるが、その人はジャズをやりたいだけなんだ。“ポップスターにはなりたくない。だからそうしない。だって、ビヨンセと契約するのは、それは彼女がポップスターだからでしょ”と言うだろうね。

レコード・ビジネスと仲良くなりたい。そのためには、レコード・ビジネスが自分のためにあることを理解する必要がある。レコード業界には、いろんなクリエイティブな人たちがいる。あなたが何も知らないことでも、あなたを必要としている本当に優れた人たちがいる。エンジニア、プロデューサー、弁護士、ミュージック・スーパーバイザー......ドラムテック、ギターテックなど、数え上げればきりがない。音楽ビジネスは広大で、優秀な人々であふれているんだ。

“ビジネスは殺伐で何でもあり”というイメージがある。ウォール街や政界とはまったく違うよ。音楽ビジネスは基本的に良性。だから楽しんでほしい。そしてもうひとつ言いたいのは、それほど複雑ではないということ。自分の責任は自分で決めることだから、少なくとも基本的なことは理解しておいた方がいいと思う。複雑なことではないしね。

彼らはあなたを助けてくれる。ミュージシャンとして、自分の知的財産を守らなければならない。そのための方法はとても簡単だ。曲を作ったら、どんな曲でも、音楽出版社を持つ必要がある。敷居が高く聞こえるかもしれないが、実際はとても簡単だ。ASCAPやBMIにアクセスして“音楽出版会社を設立するにはどうしたらいいですか?”と入力するだけでいい。お金はかからない。

ほとんどの子供たちがコンピューターやインターネットを僕がびっくりするようなやり方で使いこなせているんだから、音楽ビジネスだってできるはずだ。そんなに難しいことじゃない。幻想の威圧の壁を打ち破れば、そんなに難しいことではないとわかるし、自分が自分のボスになれる。それが自由なんだ。

マネージャーと一緒に仕事をしている場合、僕は、マネージャーにいくら稼いでいるのか、経済状況はどうなのかを聞くのを怖がる若いアーティストにたくさん会ってきた。

ミュージシャンの生活は少し不安定なこともある。食べていける時もあれば、厳しい時もある。だから、自分のためになった経済的なアドバイスなら何でもするよ。もちろん、僕は恵まれていて、いつもライヴがあり、収入もあったけど、収入を少し下回る生活をすることがいい。週に500ドル稼いでいるなら、450ドルで生活する、みたいな感じ。浮き沈みはあるものだよ」