映画監督・伊丹十三を特集したNHK Eテレ『先人たちの底力 知恵泉 伊丹十三 人を魅了するには』がアンコール放送決定。前編&後編とも3月2日(土)放送。
■『先人たちの底力 知恵泉 伊丹十三 人を魅了するには 前編』
NHK Eテレ 2024年3月2日(土)午後2:00 ~ 午後2:45 (45分)
映画監督・伊丹十三。監督となる以前は多くの職を転々…商業デザイナー、俳優、エッセイスト、テレビマンなどの分野で多くのファンを虜にした。その「一流」の仕事ぶりとは。
エッセイストとしてのスタートは29歳。俳優として海外映画に出演した際の見聞を書いた。一般人には手の届かない一流の西洋文化を紹介。戦後の日本社会への批判をユーモアたっぷりに描き、読者を魅了する。伊丹が次にのめり込んだのは黎明期の「テレビ」。37歳で旅番組への出演が決まる。あえてスタッフの映り込みをリアルに届けるアイデアなど“ありのままを楽しむ”演出を考案。テレビドキュメンタリーに新境地を開いた。
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■『先人たちの底力 知恵泉 伊丹十三 人を魅了するには 後編』
NHK Eテレ 2024年3月2日(土)午後2:45 ~ 午後3:30 (45分)
伊丹十三が監督となったのは映画低迷期の1983年。伊丹は斬新な切り口で日本社会を描き、大人の客を呼び戻す。長編映画・初監督作は、51歳という遅咲き。その知恵とは。
はじまりは伊丹が36歳の時。宮本信子との結婚に遡る。実は宮本、結婚当初より「監督をして欲しい」と伝えていた。しかし伊丹は監督をするまでの15年、映画への思いを封印した。映画監督だった父への反発からだ。だが50歳の決意からは速かった。1週間で脚本を書き上げ、手弁当で初長編映画「お葬式」を完成させた。「葬式」という身近なことに光を当てる視点が口コミとなり、観客が押し寄せる。遅咲きの勝利の秘けつとは?
【出演】伊集院光,山田真歩,松家仁之,【司会】高井正智
番組ページ
https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/