HOME > ニュース >

ユーライア・ヒープ「The Wizard」には、やかんの沸騰音が含まれている プログレ本の著者が経緯を解説

2024/02/21 18:10掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Uriah Heep / Demons and Wizards
Uriah Heep / Demons and Wizards
やかんでお湯を沸かすと沸騰した時に音が鳴りますよね? プログレ本の著者によると、ユーライア・ヒープ(Uriah Heep)の「The Wizard」にはその音が含まれているとのこと。

プログレ本『1972: When Progressive Rock Ruled The World』の著者であるケヴァン・ファーバンクは、ポッドキャスト『Booked on Rock Podcast』でインタビューを受けた際、ユーライア・ヒープのレコーディング中に起きた、ある出来事について話しています。

「(1972年アルバム)『Demons and Wizards』は、彼らの最もプログレッシブなアルバムだと思う。このアルバムの重要な曲は、アルバムのオープニングを飾る“The Wizard”だね。アコースティック・ギターで始まり、やかんの口笛が流れるんだよ」

やかんの沸騰音がどうしてこの曲に含まれることになったのか? ファーバンクは続けます。

「彼らはスタジオで紅茶を入れていた。イギリス人だからね。やかんの(音の)キーがCであることを発見したんだ。それは曲にぴったり合っていた。だから、彼らは喜んで、やかんの音を取り入れたんだよ。

歌詞はケン・ヘンズレーが見た夢から生まれた。彼はある魔法使いに会う夢を見て、毎晩毎晩、夢の中でその魔法使いに会っていた。それで彼は最終的にそのことを書いたんだけど、そしたら、突然、魔法使いがいなくなった。夢は二度と見なかった。だから、魔法使いが彼に曲を書けと言ったのかもしれない」

■The Wizard」


■ポッドキャスト『Booked on Rock Podcast』