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イーグルス「Hotel California」の手書きの歌詞をめぐる裁判開始 3人が盗まれたものだと知りながら所有し販売しようとした罪に問われる

2024/02/21 12:02掲載
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Eagles / Hotel California
Eagles / Hotel California
イーグルス(Eagles)の名曲「Hotel California」の手書きの歌詞をめぐる裁判がニューヨークで2月21日に開かれます。

ドン・ヘンリー(Don Henley)は1970年代後半に「Hotel California」などイーグルスの名曲の手書きの歌詞などが盗まれたと主張。<ロックの殿堂>の元キュレーターを含む3人の男が、この手書きの歌詞を、盗まれたものだと知りながら所有し、権利を持たずに販売しようとした共謀の罪に問われています。

起訴状によると、ヘンリー側は、「Hotel California」「Life in the Fast Lane」「New Kid In Town」の歌詞を含む80ページ以上のヘンリーの書類が、バンドの伝記を書くために雇われた作家エド・サンダースによって1970年代後半に盗まれたと主張しています。サンダースは70年代後半から80年代前半にかけて、出版されることのなかったイーグルスの伝記を執筆していました。なお、サンダースは今回、起訴されていません。

その後、2005年にサンダースはこの書類を希少本ディーラーのグレン・ホロウィッツに売り、ホロヴィッツはそれを、<ロックの殿堂>の元キュレーターであるクレイグ・インシアルディと、記念品販売業者のエドワード・コシンスキーに売却しました。

コシンスキーはビジネスとして2012年にいくつかのページをオークションに出品しました。そこへ、ヘンリーの弁護士が訪ねてきたという。

ホロウィッツ、インシャルディ、サンダースの3人は、盗品所持の共謀とその他の様々な犯罪で起訴されています。書類を盗んだ罪には問われていません。3人は無罪を主張しており、弁護団は、サンダースを介して入手した書類であり、犯罪は犯していないと述べています。ヘンリー側は、被告らは、ヘンリーがその書類は盗まれたものだと言っていることを知っていたにもかかわらず、その書類の所有権が争われていることを隠蔽するために共謀したと主張しています。

ヘンリー自身はイーグルスのツアーの合間に裁判で証言する予定です。