元クラフトワークのカール・バルトス　100年以上前のサイレント映画『カリガリ博士』のサウンドトラックを新たに制作　アルバム全曲公開

クラフトワーク（Kraftwerk）に1975年から1990年まで在籍したカール・バルトス（Karl Bartos）は、100年以上前に制作されたドイツのサイレント映画『カリガリ博士』のサウンドトラックを新たに制作。アルバムがストリーミング配信開始。YouTubeほかで聴けます。







映画音楽とサウンドデザインを含むアルバムは海外で2024年2月16日発売。リリース元はBureau B。

『カリガリ博士（原題：Das Cabinet des Doktor Caligari）』は、1919年に制作され、1920年に公開された、ロベルト・ヴィーネ監督によるサイレント映画。この映画は今回、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ財団によって4Kデジタル修復されています。この4Kデジタル修復版にはバルトスのサウンドトラックが加えられています。

今回のアルバムはバルトスにとって初めての映画音楽とサウンドデザイン作品で、アルバムはアナログレコード2枚組とデジパックCDでリリースされます。DVD付きのボックスセットもありますが、ライセンスの制限のため、ボックスセットは英国、米国、ドイツのみの販売です。

ジュゼッペ・ベッチェが『カリガリ博士』のために作曲したオリジナルの管弦楽曲は長い間失われていますが、バルトスは2005年にこの映画を鑑賞した後、ハンブルクの自宅スタジオで、21世紀にまったく新しい作品を創作したらどのようなものになるかを想像して制作を試みたという。

以下は以前に公開された映像

トレーラー映像

■『The Cabinet Of Dr. Caligari』

01. Prologue
02. Scary Memories
03. Atonal Floating
04. Full Of Life
05. In The Town Hall
06. At The Funfair
07. A Mysterious Crime
08. At The Funfair 2
09. The Cabinet Of Dr. Caligari
10. Jane's Theme
11. March Grotesque 2
12. Jane’s Theme 2
13. Shadows
14. Tragic Message
15. Suspicion
16. Tragic Message 2
17. The Plan
18. A Dark Figure
19. Caligari's Theme
20. Arrest Of The Suspect
21. Caligari's Theme 2
22. Worried Jane
23. Interrogation
24. Jane's Fear
25. Francis's Observation
26. Cesare's Attack And Escape
27. Safe And Sound
28. Francis At A Loss
29. Caligari's Deception
30. Lunatic Asylum
31. In Search Of The Truth
32. Out In The Field
33. The Director Rants And Rages
34. Scary Memories 2
35. Who’s Mad Here?
36. Francis Rants And Rages
37. Epilogue