音の秘密に迫る1冊『「音」の秘密: 原理と音楽・音響システム』が創元社から4月18日発売。「音」が感知される原理と、それにまつわる物理学的な話題を説明し、イルカのエコローケション、周波数、共鳴、建築における音響、音楽理論など幅広いエピソードを織り交ぜ、そして録音技術の話を深め、音のさまざまな効果を論じてゆく。
■『「音」の秘密: 原理と音楽・音響システム』
スティーヴ・マーシャル 著 / 山崎 正浩 訳
¥1,320
刊行年月日:2024/04/16
ISBN:978-4-422-21552-5
定価:1,320円(税込)
判型:B6判変型
造本:上製
頁数:66頁
<内容>
音とは空気の振動である。
空気の分子は隣の分子に振動を次々に伝え、
やがて鼓膜を震わせる。
耳では振動を電気信号に変換し、
この信号が脳に送られて音として知覚される。
すぐれて物理学的な現象である
「音」が感知される原理と
それにまつわる物理学的な話題を説明し、
イルカのエコローケション、周波数、
共鳴、建築における音響、音楽理論など
幅広いエピソードを織り交ぜる。
やがて、著者の専門の録音技術の話を深め、
美しい音、音のさまざまな効果を論じてゆく。
音の秘密に迫る1冊。
<目次>
はじめに
音とは何か
シンプルな音
波形
音速
耳
音の大きさとデシベル
調律
周波数とピッチ
弦の定常波
管の定常波
ヘルムホルツと共鳴
合成波
整数次倍音と非整数次倍音
音声
反響定位
残響
ルームモード
音響処理
ラウドスピーカー
PAシステム
音はどこから来る?
マイクロフォン
録音
イコライザーとフィルター
コンプレッサー
ディレイとリバーブ
エフェクターとエンハンサー
ミキシングとマスタリング
付録
<著者紹介>
[著]スティーヴ・マーシャル(マーシャル,スティーヴ)
マルチに活躍するミャージシャン、作家。BBCラジオフォニック・ワークショップ(BBCの音響効果ユニット)で働きながら、数多くのテレビ・映画の音楽を作曲・録音してきた。考古学にも造詣が深く、著作に‶Exploring Avebury: The Essential Guide“ (History Press)など。
[訳]山崎 正浩(ヤマザキ マサヒロ)
英文訳者。訳書に『シュレディンガーの猫:実験でたどる物理学の歴史』、『折り紙と数学』、『決定版 コンピュータサイエンス図鑑』(いずれも創元社)など。
※著者紹介は書籍刊行時のものです。