オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は、自身の楽曲を
カニエ・ウェスト(Kanye West)が無断でサンプリング使用したと非難。カニエは以前、オジーにサンプリングの許可を求めてきたそうですが、オジーは「あいつは反ユダヤ主義者だから」と拒否。それにもかかわらず、カニエはリスニング・パーティで使用していたとオジーは主張。「この男とは関わりたくない!」と突き放しています。オジーの妻でマネージャーのシャロンは取材に応じ、無断でサンプリングした件で、カニエに対して法的措置を取る可能性があると話しています。
オジーは自身のSNSアカウントにこう投稿しました。
「カニエ・ウエストは、1983年のUSフェスティバルでの“Iron Man”のライヴ・パフォーマンスの一部をヴォーカルなしでサンプリングする許可を求めてきたが、“彼は反ユダヤ主義者であり、多くの人に計り知れない心の痛みを与えた”という理由で拒否した。しかし、彼は昨夜のアルバム試聴パーティーでサンプルを使用していた。この男とは関わりたくない!」
(※オジーは最初、「War Pigs」と書いていましたが、その後に「Iron Man」と訂正)
アルバム試聴パーティーはシカゴのユナイテッド・センターで行われたようです。
カニエがサンプリングしたのは、ブラック・サバスのオリジナル・ヴァージョンではなく、1983年のUSフェスティバルでオジー・オズボーンのソロ・バンドが演奏したライヴ・ヴァージョンでした。
シャロンは米ビルボード誌の取材に応じて、もしカニエがサンプリングの使用を続けるのであれば法的措置を取るつもりだと話しています。
「この曲のリクエストはとても多いのよ。(カニエからの)リクエストを目にしたとき、私たちはただ“ノー”と答えました。私たちは法的な問題について彼のチームと連絡を取り合っています。それにこれは、他のアーティストに対してリスペクトを持っているのかどうかについての問題でもあるのよ」