Spotifyは2月8日、2023年に音楽業界に90億ドル(約1兆3440億円)以上を支払い、創業以来、著作権者への支払い総額は480億ドル(約7兆1680億円)に達したと発表しています。
米ビルボード誌は、2023年に音楽著作権の世界的価値が前年比10%上昇したと仮定すると、2023年、Spotifyは世界の音楽業界が得たロイヤリティ収入のおよそ20%を占めた可能性があると伝えています。
同誌はまた、90億ドルというロイヤリティ(録音された音楽と音楽出版権の両方に支払われる金額)は、Spotifyが世界最大の音楽収入源である可能性が高いとも伝えています。YouTubeは過去12ヶ月間に60億ドルを権利保有者に支払ったと2月1日に発表しています。
Spotifyは、レコード会社や音楽出版社とのライセンス契約を通じて、サブスクリプション料金と広告収入の70%近くを音楽著作権者に支払っています。
MIDiA Researchが先日発表した2023年第3四半期世界音楽サブスクリプション市場レポートによると、全世界の総加入者数は7億1340万人で、Spotifyのシェアはそのうち31.7%のシェアを占めており、前年の31.3%から増加しています。
このレポートによると、Spotifyの第3四半期の世界加入者数は2億2600万人で、2位のTencent Music Entertainmentの1億270万人、3位のApple Musicの8980万人、4位のAmazon Musicの7890万人、5位のYouTube Musicの6910万人を大きく引き離しています。