ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)は、自身のヴォーカルの問題と、
ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)のツアーの将来について語っています。
ジョンは、バンド結成40周年を記念してマイルストーン賞を受賞した今週のPollstar Live!カンファレンスで、こう話しています。
「もう公になったことだけど、僕は声帯の大きな再建手術を受けたことがある。初めての経験だった。困難な道のりだったけど、フィラデルフィアで医者を見つけて、声帯の1つが文字通り萎縮していたので、メディアライゼーション(内方移動/麻痺した声帯を喉頭の中央に近づけて音声機能を改善する手術)と呼ばれる手術を受けたんだ。
結節ができることもある。よくあることだ。時々、鼻中隔弯曲(※鼻腔を左右に隔てる壁である鼻中隔が異常に湾曲している状態)とか、いろいろなことが原因で、声帯に負担をかけることもある。それまでは鼻に入ったのは指だけだった。この10年間、自分ではどうしようもないことと戦わなければならなかったのは、とても大変だったんだ」
ジョンは「強い声帯が、弱いほうの声帯の残りを奪ってしまうような」状態だっため、この手術が必要だったと述べ、こう続けます。
「プラスチックのインプラントを埋め込んで、この2年間、リハビリをしながら元の状態に戻していったんだよ。あと少しなんだ。金曜日の夜(MusiCares Person Of The Year の授賞式)は、2年ぶりのライヴ・パフォーマンスだった。新曲もできた。今は、週に4日、一晩2時間半のライヴができるようになりたい。本格的にツアーに出る前にね。(担当の)医者にはその自信があるんだよ」
ジョンは、ボン・ジョヴィの今後の計画についても尋ねられ、再びツアーを行うかどうかについては明言しませんでしたが、こう話しています。
「僕の健康が何よりもまず話題になっているけど、そこは順調に回復に向かっている。もし僕がいい状態でいられないのなら、僕は辞める。これから発表するドキュメンタリーは、そのすべてを扱っていると思う。タイトルが『Thank You, Goodnight』なのには理由がある。そこで何が起こるかは僕たちが決めることだ。でも40周年を祝うために、この素晴らしい4部構成のドキュメンタリーがあるんだ。とても楽しみな新作もある。今回、それを祝いに行けることを望んでいる。でも、もし自分が慣れ親しんだレベルでそれができなくても、それはそれで悪いことではないんだ」