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ブルー・オイスター・カルト、40年以上前の音源をAIの助けを借りて完成させたアルバム発売 「レコーディング・レガシーのフィナーレを飾る」作品

2024/02/08 13:00掲載
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Blue Öyster Cult, courtesy of Freeman Promotions
Blue Öyster Cult, courtesy of Freeman Promotions
ブルー・オイスター・カルト(Blue Öyster Cult)は、40年以上前にレコーディングした音源をAI(人工知能)の助けを借りて完成させたアルバムをリリースします。プレスリリースでは「レコーディング・レガシーのフィナーレを飾るにふさわしいもの」とも書かれており、これが最後のアルバムになるのかもしれません。

アルバム・タイトルは『Ghost Stories』。4月12日発売。リリース元はFrontiers Music。

スタジオ・アルバムのリリースは2020年の『The Symbol Remains』以来。

新作に収録されている楽曲は、2016年4月に録音された「If I Fell」と、MC5「Kick Out the Jams」のライヴカヴァー音源以外は、1978年から1983年の間にレコーディングされたものです。

このアーカイブ音源は、長年のバンド・エンジニアであるジョージ・ジェラニオスがアナログ・テープに録音したもので、ジェラニオスはそのテープをバンドのリッチー・カステラーノとプロデューサーのスティーブ・シェンクに送りました。その後、2人はオーディオをデジタルに変換し、デミックスとリミックスを行っています。

カステラーノは「どの曲か決めたら、AIのデミックス・ソフトウェアを使ってオリジナル・テープから要素を分離した。それによってミックスするためのものができたが、そのプロセスは、良くなっているとはいえ、完璧ではない」と言うと、シェンクは「ピーター・ジャクソンだったら完璧だったよ。MAL(機械音声学習)について聞いたことがある人も多いと思う。ビートルズ(のドキュメンタリー作品や最後の新曲などの)デミックスに使っていたピーター・ジャクソンのソフトウェアなんだ。まあ、僕たちは、100円ショップのものを使うしかなかったんだけどね」と付け加えています。

アルバムはさらに、カステラーノとバンドのオリジナル・メンバーであるエリック・ブルームとドナルド・“バック・ダルマ”・ローザーが、ドラマーのアルバート・ブシャールやリック・ダウニーと共にスタジオで新たに録音したパートを使って再構築され、完成しています。追加のオーバーダブはジョー・ブシャールが担当しました。

このアルバムから「So Supernatural」のミュージックビデオが公開されています。

■『Ghost Stories』

01. Late Night Street Fight
02. Cherry
03. So Supernatural
04. We Gotta Get Out of This Place
05. Soul Jive
06. Gun
07. Shot in the Dark
08. The Only Thing
09. Kick Out the Jams
10. Money Machine
11. Don’t Come Running
12. If I Fell
13. Roadhouse Blues [Japanese Bonus Track]

Band Members & Credits:
Eric Bloom - Guitar, Keyboards, Vocals
Albert Bouchard - Drums, Vocals
Joe Bouchard - Bass, Guitar, Keyboards, Percussion, Vocals
Allen Lanier - Guitar, Keyboards
Donald “Buck Dharma” Roeser - Guitar, Vocals

Rick Downey – Drums (on 3 and 11)
Richie Castellano - Additional Guitar, Keyboards, Vocals