Van Halen / A Different Kind Of Truth
ヴァン・ヘイレン(Van Halen) が2012年にリリースした最後のスタジオ・アルバム『A Different Kind of Truth』は現在、全てのストリーミング・サービスで聴くことができません。なぜか?
デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth) は新たな動画で、その理由について話しています。
デイヴの発言は2023年10月に、
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen) の息子
ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン(Wolfgang Van Halen) がラジオ番組の中で、配信されない理由はデイヴにあると示唆する発言をしたことを受けてのものです。
ウルフギャングはラジオ番組で、ストリーミング・サービスで再び配信ができるように努力してきたが、「関係者の中にはそのアルバムを気に入っていない人がいる」のでできないと述べ、司会者が「その人は一般的に3つのイニシャルで知られている人?」とデイヴのことを暗に示す質問をすると、ウルフギャングは「おそらくね。つまり、そうだね」と述べ、「みんなに作り話だと思われるから言いたくないんだけど、僕はあのアルバムをそこに戻したいんだけど、彼はあのアルバムが好きじゃないみたいで、アルバムをあそこに戻すために僕らと協力してくれないんだ。好きな人はフィジカル・ヴァージョンを持っていてほしい(笑)」とも述べていました。
この発言について、デイヴは新たな動画「Family Therapy..」の中で非難しています。
動画では、彼はまず、「何人かの人々を動揺させたこと」を嘲笑的に謝罪するところから始まります。
その後、ウォルフガングと思われる人物とセラピストによるセラピー・セッションが始まり、相談者は自分のアルバム(おそらく『A Different Kind Of Truth』のこと)の“ストリーミング”が得られないと不満を述べています。
これに対して、セラピストは相談者に「彼のアルバムは“DOA(dead on arrival/病院到着時にはすでに死亡していた)”、“KTC(kicked to the curb/不必要なもの/がらくた)”、“完全なFP(faceplant/顔から地面に落ちた)”だ」と言い、続けて「息子よ、商業的に言えば、お前はこてんぱんにやられたんだ」と言っています。
そしてデイヴは、彼とアレックス・ヴァン・ヘイレンは、バンドの最高の瞬間とは言えないアルバムのために、レコード会社やストリーミング・プラットフォームとのより良い契約を交渉するための弁護士費用に大金を費やしたくないとほのめかしています。
動画ではさらにセラピストがこう続けます。
「レオン・スピンクスを覚えているよね? じゃあ、ラリー・ホームズやトレバー・バービックはどうだ? 彼らはモハメド・アリの最後の2試合(の対戦相手)だったんだけど、面白くなかったから誰も覚えていないんだ......ヴァン・ヘイレンでの君のアルバムは、その最後の2試合のようなものなんだよ」
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