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ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズで活躍した伝説的レゲエ・ベーシスト、アストン・バレット死去

2024/02/04 06:59掲載
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Aston “Family Man” Barrett- Mark Metcalfe/Getty Images
Aston “Family Man” Barrett- Mark Metcalfe/Getty Images
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ(Bob Marley & the Wailers)で活躍した伝説的レゲエ・ベーシスト、アストン・バレット(Aston “Family Man” Barrett)が死去。息子のアストン・バレットJr.がSNSで明らかにしています。77歳でした。

以下、アストン・バレットJr.の声明より

「長い闘病生活の末、最愛のアストン・“ファミリーマン”・バレットが亡くなったことをお知らせいたします。今朝、世界は象徴的なミュージシャンであり、ザ・ウェイラーズの屋台骨であっただけでなく、その才能と同じくらい計り知れないレガシーを持つ素晴らしい人間を失いました。私たち家族は、言葉では言い表せないほどの深い喪失感を感じていますので、この困難な時期にプライバシーを守ってくれるようお願いします」

アストン・バレット、本名アストン・フランシス・バレットはジャマイカのキングストン出身。1971年に兄弟のカールトンと共にザ・ウェイラーズに加入する前は、リー・“スクラッチ”・ペリーのバンド、アップセッターズで演奏していた。

バレットはレゲエにおけるベースの旋律の役割を確立させた第一人者。ザ・ウェイラーズのメンバーとして、バレットは楽曲のアレンジを担当し、『Catch a Fire』や『Exodus』など、同グループのいくつかのアルバムの共同プロデュースやエンジニアも務めた。

バレットは1981年にザ・ウェイラーズを脱退し、後にグループのレーベルであるアイランド・レコードを相手取り、6,000万ポンドの未払い印税を求める訴訟を起こしたが、棄却された。

彼の愛称であるファミリーマン (Family Man) で、バンドリーダーとしての役割と、41人の子供の父親であることに由来する。

訃報を受け、ジャマイカのオリヴィア・グレンジ文化大臣も声明を発表。「“ファミリー・マン”あるいは“‘Fams’”として親しまれているアストン・フランシス・バレット(CD)の逝去に深い遺憾の意を表します」