米ビルボード誌によると、
トーキング・ヘッズ(Talking Heads)は8000万ドル(約120億円)の再結成ライヴのオファーを断ったという。また同誌によると、コーチェラ・フェスも出演を打診することを検討していたという。
トーキング・ヘッズのメンバー4人、
デヴィッド・バーン(David Byrne)、
ティナ・ウェイマス(Tina Weymouth)、
クリス・フランツ(Chris Frantz)、
ジェリー・ハリスン(Jerry Harrison)は2023年、コンサート・フィルム『ストップ・メイキング・センス(Stop Making Sense)』の4Kレストア版のプロモーションの一環として21年ぶりに再結集しました。
9月には<トロント国際映画祭>で4Kレストア版がプレミア上映され、その後にメンバーによるQ&Aセッションが行われました。コーチェラ・フェスのキュレーターでゴールデンヴォイス社長のポール・トレットは、トーキング・ヘッズのコーチェラ出演の可能性について話し合うためにこの会場を訪れていました。米ビルボード誌によると、トレットはメンバーや関係者と会いましたが「公演がないと感じたので、オファーはしなかった」と語っています。トレットは、バンドに出演料の話を持ちかけたことはなく、結局手ぶらで帰ったと強調。いくら払うつもりだったのかについては語っていませんが、巨大フェスのヘッドライナーを務めるアーティストのギャラに詳しい関係者によると、出演した場合、1000万ドル(約15億円)を稼いだ可能性があるという。
米ビルボード誌によると、トレットのあと、今度はLive Nationがオファーをしたという。トーキング・ヘッズに近い情報筋によると、Live Nationはトーキング・ヘッズに対して「6~8回のフェスティバルでのライヴとヘッドライナー公演に8000万ドルを支払う」という意向を伝えたという。トーキング・ヘッズは最終的にそのオファーも断りました。Live Nationは米ビルボード誌の取材に、このオファーについてコメントを控えています。