ジョニ・ミッチェル評伝『じゃじゃ馬娘、ジョニ・ミッチェル伝』が亜紀書房から2月17日発売。ジョニや関係者への豊富なインタビューと資料をもとに、傑出したアーティストとしてのジョニ像を描いていく評伝の日本語版。
■『じゃじゃ馬娘、ジョニ・ミッチェル伝』
【著】デヴィッド・ヤフィ
【訳】丸山 京子
価格 4,950円(税込)
発売日 2024年2月17日
判型 A5判
製本 上製
頁数 488頁
ISBN 978-4-7505-1831-2
<内容>
「私は自分自身でいるための自由を守ろうとした」
音楽でも恋愛でも、ジョニは誰にも何にも支配されない。
常に自分らしい音楽を追い求め、たくさんの恋人たちと曲を奏でる──。
* * *
その半世紀以上にわたる活動をインタビューとともにたどる、孤高のシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェル評伝の決定版!
---------
60年代から現在まで、長年アメリカの音楽シーンに燦然と輝くジョニ・ミッチェル。
「青春の光と影」「ブルー」「ビッグ・イエロー・タクシー」「サークル・ゲーム」など、誰もが知る曲を数多く残し、フォーク、ロック、ジャズの世界で、自分の音楽を追求し続けた。
レナード・コーエン、ジェイムス・テイラー、ジャクソン・ブラウン、サム・シェパード、ジャコ・パストリアスらと恋をして、ボブ・ディラン、チャールス・ミンガスとも交流した。
* * *
ジョニや関係者への豊富なインタビューと資料をもとに、傑出したアーティストとしてのジョニ像を描いていく第一級の評伝。
---------
どれ一つとして時間の無駄だったとは言わないわ、私にとっても相手にとっても。お互い、健全な意味で、望むものを得るために望まないものを受け入れたのよ。そこからは美しい音楽が生まれ、私たちは互いから学び合った。──ジョニ・ミッチェル
---------
【目次】
■序章……何事も長くは続かない
■1章……どう考えても、私は踊っている方がいい
■2章……風に私を運ばせて──女らしさのレッスン
■3章……明日もまだ私を愛していてくれる?
■4章……よくある現代のおとぎ話
■5章……本心は明かさない
■6章……言葉の人──レナード・コーエン
■7章……経験済み
■8章……青春の光と影──CLOUDS
■9章……僕達の家
■10章……レディズ・オブ・ザ・キャニオン
■11章……砂
■12章……ブルー
■13章……停滞と躍進の間で
■14章……サンシャイン・コースト
■15章……バラにおくる
■16章……悪い星の下
■17章……コート・アンド・スパーク──なにやら不思議なことが起きた
■18章……マイルズ・オブ・アイルズ
■19章……女王の中の女王
■20章……失うことを習得する
■21章……狂気の智慧
■22章……ミラーボール
■23章……ドンファンのじゃじゃ馬娘
■24章……ミンガス
■25章……厚かましい女
■26章……ワイルド・シングス・ラン・ファスト
■27章……食うか食われるか
■28章……緊急治療室
■29章……爆弾はあとのために取っておいて
■30章……乱気流
■31章……映画館で会おう
■32章……カーテンコール
■33章……この汽車のように
■謝辞
■訳者あとがき
■文献リスト
■索引
---------
著者紹介
デヴィッド・ヤフィ(David Yaffe)
1973年、テキサス州ダラス生まれ。シラキュース大学人文学部教授。2012年、ロジャー・シャタック賞批評部門を受賞。The Nation、Harper's Magazine、The New York Times、Slate、New York、The Village Voice、The Daily Beast、Bookforumなど多数の出版物やサイトに寄稿。著書に『Bob Dylan: Like a Complete Unknown』『Fascinating Rhythm』。
丸山 京子(まるやま・きょうこ)
音楽関係の通訳、翻訳、歌詞対訳などを手掛ける。訳書に『「最高の音」を探して──ロン・カーターのジャズと人生』『恋するふたり──ニック・ロウの人生と音楽』『スティーリー・ダン大事典』(シンコーミュージック)、ポール・ゾロ著『インスピレーション』(アミューズブックス)、『ヴァン・モリソン──魂の道のり』(大栄出版)、『マドンナ解剖学』(白水社)、『リトル・フィート物語』(亜紀書房)などがある。